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F1 ニュース

投稿日: 2019.12.02 00:21
更新日: 2019.12.02 00:56

F1アブダビGP決勝:王者ハミルトンが貫禄の勝利。2位のフェルスタッペンは選手権3位で終える

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F1 | F1アブダビGP決勝:王者ハミルトンが貫禄の勝利。2位のフェルスタッペンは選手権3位で終える

 12月1日現地時間午後5時10分、最終戦アブダビGPの決勝が行なわれ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンを飾った。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2位表彰台、アレクサンダー・アルボンは6位入賞となっている。

 日中はこの週末一番の暑さとなったが、決勝を迎える頃には陽が傾き、気温は26度、路面温度は30度まで下がった。

 予選2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)はパワーユニット(PU/エンジン)交換によるペナルティで最後尾グリッドに降格。代わってフェルスタッペンが2番グリッドからスタートすることとなった。

 ソフトタイヤのデグラデーションが大きくなることが予想される中、Q3に進んだ中でメルセデスAMGの2台、レッドブルの2台、シャルル・ルクレール(フェラーリ)はミディアムタイヤスタートでそれ以外はソフト。予選11番手以下でも大半がミディアムを選び、ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)とウイリアムズ勢がハード、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)だけがソフトを選んだ。

 ルクレールは決勝前に抽出された燃料サンプルが当初提出したものと成分が大きく異なっており、審議の対象となる可能性が高い中でのレーススタートとなった。

 上位勢は無難なスタートを切りグリッド順のままターン1を通過したが、フェルスタッペンはペースが上がらず1本目のバックストレートで早くもルクレールに捕らえられて3番手に後退する。さらにセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)からもプレッシャーを受けるがなんとかこれは抑え込んだ。

 後方ではターン1でランス・ストロール(レーシングポイント)に左リヤを接触されリヤが流れたピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)がイン側にいたセルジオ・ペレス(レーシングポイント)に接触してフロントウイングを失い、最後尾まで後退した上にピットストップを余儀なくされ、ハードタイヤに交換して最後まで走り切る戦略に切り替えた。

2019年F1最終戦アブダビGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1最終戦アブダビGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

 レースは3周目を迎えても技術的問題のためDRSが使用できない状態が続き、追い抜きが難しいため各車の膠着状態が続く。最後尾スタートのボッタスは3周目の時点で14番手まで挽回してきたが、後方からの追い上げを必要とする彼にとっては好ましい状況ではない。それでもボッタスは次々と前走車を抜いていく。

 首位ハミルトンは2番手ルクレールを0.5秒ずつ引き離していき、3番手フェルスタッペンはそこからさらに2秒、4番手ベッテルは2.5秒、5番手アルボンは4.5秒差で走行する。6番手ランド・ノリス(マクラーレン)、7番手カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、8番手ダニエル・リカルド(ルノー)、9番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、10番手ケビン・マグヌッセン(ハース)という上位勢で、クビアトは15番手を走行する。

 8周目には早くもソフトスタート勢のノリスとジョビナッツィがピットインし、ハードタイヤに交換。ライバルたちはすぐには反応せず、11周目まで引っ張ってリカルドがピットインしハードに交換。


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