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F1 ニュース

投稿日: 2019.12.09 13:02

ホンダF1甘口コラム アブダビGP編:最終戦で“小さな”トラブル。オフシーズンに向け改善の余地あり

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F1 | ホンダF1甘口コラム アブダビGP編:最終戦で“小さな”トラブル。オフシーズンに向け改善の余地あり

 ホンダがパワーユニットを供給しているレッドブル、トロロッソの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レースごとに、週末のレッドブル、トロロッソのコース内外の活躍を批評します。2019年F1最終戦アブダビGPを甘口の視点でジャッジ。
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 最終戦アブダビGPで、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはメルセデスのルイス・ハミルトンに続いて、2位でフィニッシュした。

 優勝以外は、みな敗者と言われるレースの世界で、2位という結果に満足していてはいけないが、F1マシンには得意なサーキットとそうでないサーキットがあり、ヤス・マリーナ・サーキットは明らかにメルセデスに有利なコースだった。パワーユニット(PU/エンジン)が導入された2014年以降、アブダビGPでは予選もレースもメルセデスが最速だったからだ。

 逆にレッドブルは、2014年から2018年までの5年間での最高位は、予選が2016年のダニエル・リカルドの3番手で、レースが2018年のフェルスタッペンの3位だった。今回のアブダビGPでのレッドブル・ホンダの予選3番手(2番グリッドスタート)と、2位というレース結果は、パワーユニット時代に入ってからの最高位。ホンダの今シーズンの好成績は、レッドブルというトップチームと組んだことだけが理由ではなく、ホンダもしっかりとした進化を見せていたことを忘れてはならない。

 それでも、その進化にホンダは決して満足してはいない。アブダビGPではレース中にフェルスタッペンのパワーユニットに「スロットルを開けても、すぐに反応しない」(フェルスタッペン)という症状に見舞われた。

 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターによれば、「まだ、調査しないとわかりませんが、PU側のコントロール系(ソフトウェア)の問題だと見ています」というホンダ側のトラブルだった。今シーズン、これまで経験していない問題で、アブダビGPでも土曜日までは出ていなかった問題だった。


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