元F1ドライバーのマーク・ウエーバーは、ベテランドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグの、モータースポーツの頂点におけるキャリアは自然な経緯をたどったと主張しており、彼の離脱に眠れないほど頭を悩ますことはないとしている。
エステバン・オコンが2020年に向けてルノーとの契約を結んだことにより、9年間で177戦に出場したヒュルケンベルグがF1を離脱する可能性は高まっていた。
ヒュルケンベルグはハースとも話し合いを進めていたものの、同チームが来季もロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンを起用すると発表したことで、32歳の彼の行末は決定的なものとなった。
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ヒュルケンベルグが離脱を余儀なくされた件について「F1がどれだけ間違った状況にあるかの良い例だ」と最近になってコメントしている。
しかし『Channel 4』のコメンテーターであるマーク・ウエーバーは、ヒュルケンベルグにとってはグランプリレースから離れる適切なタイミングであったと考える。
ヒュルケンベルグの将来について尋ねられたウエーバーは「今夜はちゃんと眠れるよ」と皮肉めいた口調で語った。
「僕は、彼はF1で長いキャリアを築いてきたと思う。彼は器用なドライバーだったんだ。地位を築いていなかったら、F1で長くキャリアを続けることなどできない」
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