ピエール・ガスリーは、レッドブル首脳からトロロッソに戻るよう言われた時のことを振り返り、フェアではないと感じ、不満を覚えたと語った。
10日、ガスリーはフランスの新聞L’Équipeの企画で、1時間にわたって読者からの質問に答えた。そのなかでガスリーが語ったところによると、レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは当初、少なくとも2019年シーズン末まではレッドブル・ホンダから動かさないと話していたという。2019年にトロロッソからレッドブルに昇格したガスリーは、首脳陣が満足するような成績を挙げることができず、サマーブレイク中にトロロッソへの復帰を言い渡された。
「僕にとって重要なのは、ポジティブな気持ちを維持して前に進むことだ」とガスリーは言う。
「このニュースを告げる電話を受けた時、苛立ちを覚えた。この決定はフェアじゃないと感じたからだ。レッドブルでの6カ月間、悔しい思いをしてきた。自分のポテンシャルの80パーセントしか発揮できておらず、向上するための手段も与えられていなかったんだ」
「でもこの悔しさをポジティブなエネルギーに変えようと決心した。そうして挽回しようとしたんだ。言葉にするよりも、答えをコース上で出したいと思った。僕は速さを失ってなどいないということを、結果で証明したかった」
■「守られなかった約束がある」とガスリー
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