F1ファンは、ずば抜けた若い才能を識別する目を持っている。彼らはマクラーレンのランド・ノリスを、グランプリレースの『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』に選出した。
F1は、ノリス、ジョージ・ラッセル、アレックス・アルボンらルーキーが互いに能力をアピールする一連の動画を制作し、ファンに対して最高の新人に投票するよう促していた。
しかしノリスは76%という大差をつけてトップに立った。コース上での印象的なパフォーマンスはもちろんのことだが、コース外での彼の愉快な言動や、ソーシャルメディア上に頻繁に投稿されていたコンテンツも、間違いなく助けになったことだろう。
「彼は新鮮な風を吹き込んだし、本当に自分に正直だと思う」とマクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンは述べ、またノリスの成熟度についても強調した。
「あるセッションやラップについて、彼は我々よりも自分自身に対して批判的なことがある。しかしそれは、彼が常に上を目指していることを示しているのだ」
「19歳でそんな習慣を持つものなどそういないと思うかもしれない。鏡を覗き込んで、自分は19歳でF1のスーパースターになるんだと思うことだってできるかもしれない。けれども彼は天狗になってなどいない」
ノリスのルーキーシーズンは、マクラーレンに49ポイントをもたらしている。彼のベストリザルトは、バーレーンGPとオーストリアGPで獲得した2度の6位フィニッシュだった。