マクラーレンF1のランド・ノリスは、パフォーマンスが自身の期待に届かなかった場合には激しく自己批判するといい、自分に厳しくする姿勢がドライバーとして改善していくうえで役に立つとの考えを示した。
2019年、ノリスはF1で注目すべきルーキーイヤーを過ごした。49ポイントをチームにもたらしたほか、デビューしたてにもかかわらず、予選ではより経験豊富なチームメイトのカルロス・サインツJr.に対し11対10で勝利している。
20歳のノリスの才能をファンが見逃すはずはなく、ファン投票で彼は“ルーキー・オブ・ザ・イヤー”に選ばれた。ノリスは寄せられた称賛に感謝する一方で、自分のパフォーマンスは完璧には程遠いとも考えている。
8位でフィニッシュしたブラジルGPで、彼はレース後に「ひどく遅かった」と認める言葉を無線で発したが、これは彼の典型的な自己批判の姿勢と率直さを表していた。
「ぼくは常に自分にとても厳しくしている」とノリスは『Top Gear』に語った。
「調子が悪かったときや、そうだったと皆が分かっているであろうときに、『良い仕事をしたね』と言われるのは嫌なんだ。人は元気づけようとして親切な言葉をかけてくれる。でも僕は現実的な人間だ。十分に良い仕事ができなかった場合は自分に満足することができないんだ」
「将来優れたドライバーになるために改善しようと思うなら、十分にいい仕事ができなかったときには自分自身に厳しくするべきだ。自分自身のために、それが一番いい方法だと思う」
「そうするとさらに熱心に取り組むようになるし、チームとも、よりうまく作業ができるようになる。それによって、次の予選とかその後のレースで、もっといい仕事ができるようになればいいなと思っている」