BMWザウバーやルノー・ワークス、そしてロータスで活躍した元F1ドライバーのロバート・クビカが、来季2017年のモータースポーツ活動のプランについて「90%の確率でサーキットに戻り、レースをするだろう」と明かした。
2011年のオフシーズンにイタリアのローカル・ラリー参戦中の事故でキャリア転換を余儀なくされたクビカだが、その後はWRC世界ラリー選手権の参戦に意欲を燃やし、2013年にはトップカテゴリーの下位に位置する『WRC2』のタイトルを獲得した。
その後はシトロエンのワークスカーなどをドライブしたほか、2015年は自らの名を冠した『RKワールドラリーチーム』でWRC最上位クラスに挑戦。フォード・フィエスタRS WRCで速さを見せる場面もあったが、思うような結果を出ず、今季は開幕戦のモンテカルロ・ラリーにエントリーしたのみとなっていた。
先日開催されたコルシカ島でのWRCフランス戦、ツール・ド・コルスのサービスパークに姿を見せたクビカは、ラリーへの野心はまだ抱いているものの、もっとも可能性の高いオプションは「自らのルーツであるサーキット・カテゴリーへの回帰である」と語った。
「僕がサーキットレーシングに関するオファーを多く受けるのは、いたって普通で自然なことだと思う」と、クビカ。
「それは僕が育ってきたフィールドでもあるし、僕自身もラリーストとしてより、レーサーとしての資質の方が高いと思っているよ。だから来季は、ほぼ90パーセント以上の確率でサーキットに戻ることになると思う」
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