マクラーレン・レーシングのCEOであるザック・ブラウンは、カルロス・サインツJr.とランド・ノリスはF1世界タイトルを争える逸材だと考えており、ふたりがこの先何年もチームとともに戦い続けてくれることを望むと語った。
マクラーレンは2019年にドライバーのラインアップを一新、シーズンを通してチームの情勢が好転した。
サインツJr.は同じスペイン出身のフェルナンド・アロンソからシートを引き継ぎ、ルーキーのノリスはサインツのチームメイトとして、ストフェル・バンドーンの後任となった。
ふたりはバランスのとれた、うまく協働できるコンビであり、2019年のマクラーレンにコンストラクターズ選手権での145ポイントと4位のポジションをもたらした。25歳のサインツJr.はブラジルGPでチームの年間最高成績であり自身にとっても過去最高の3位を獲得した。
「彼らはずば抜けた仕事を成し遂げてくれた。まるで未来の世界チャンピオンの走りを見ているようだった」とブラウンは語る。
「F1で5年目に入ったカルロスは、見事なパフォーマンスを発揮した。彼は速く、ともに仕事をするうえで素晴らしい仲間だ。レーサーとして大きな力量を備えている」
「そしてランドは、イギリス人として最年少でF1ドライバーになったにもかかわらず、とてつもない成熟ぶりを見せてくれた」
「彼が速いことは分かっていたが、それだけでなく成熟した、経験豊富なF1ドライバーのような戦いぶりだった。さらにふたりが組み合わされると、ガレージであれコース上であれ、まるで魔法がかかったかのように力が増して見えた」
「ふたりは常にファンからの熱い応援を感じていたはずだ。我々は、そんな彼らとこの先何年もともに戦っていけることを期待している」