4度のF1ワールドチャンピオンであるアラン・プロストは、シャルル・ルクレールを称賛し、彼はすでにフェラーリチームのなかで確固たるポジションを得たと語った。
ルクレールは2019年、F1参戦2年目にしてフェラーリに起用され、2勝を挙げて、ベテランのチームメイトであるセバスチャン・ベッテルより上のランキング4位を獲得した。
そのパフォーマンスを評価し、フェラーリはルクレールとの契約を2024年まで延長することを決めた。
「シャルルとはよく話をする間柄だ」とプロストはフランスのAuto-Hebdoに対して、22歳のルクレールについて語った。
「彼に関して強い印象を受ける点をひとつ挙げるなら、これほどの若さにしてフェラーリ首脳陣を契約しようという気にさせた、その能力だ」
「スクーデリアのために走る場合、とてつもないプレッシャーがのしかかる。それを考えれば、彼のキャリアの第一段階は大成功と言っていいだろう」
フェラーリに長期的に残ることが決まったルクレールは、すでにベッテルのナンバー2ではなく、同等の立場に立っていると、プロストは言う。
「シャルルはすでにポジションを上げた。フェラーリ内で(ベッテルと)同等のナンバーワンとしての立場を手にしたと考えていいだろう。フェラーリでの最初のシーズンに、ベッテルと互角の力を見せた。これは非常にポジティブなことだ」
「彼の方が少し速いこともあれば、遅いこともあるかもしれないが、長期的に考えれば、それは大きな問題ではない。シャルルは成熟したドライバーであり、相手を押しのけることをためらわない強さも見せた」
「無線での彼のメッセージを聞いていて、時々思うのだ。『この子は肝が据わっている』とね」