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F1 ニュース

投稿日: 2020.01.17 07:30
更新日: 2020.01.16 14:51

知っておきたいF1専門用語:無線用語編

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F1 | 知っておきたいF1専門用語:無線用語編

 F1関連の様々な用語を解説する新コーナー。オフシーズンの間にマシンメカニズム、エンジン、サーキットなどなど様々な項目を解説していきます。

・カバー、リアクト、アゲンスト
前走車よりも先にピットインして新品タイヤの威力で逆転を狙うアンダーカットに対して、これを阻止するためにすぐにピットインするのが「カバー」。反応するという意味で「リアクト」とも呼ぶ。1台がピットインすると連鎖的に各車がピットインしていくことも多く「チェーンリアクション」などと呼ばれる。ポジションを争う相手の動きに対抗して、ライバルがオプションタイヤを履いたら自車はプライムを履くといったように「リバースストラテジー」で「アゲンスト」の動きを取ることもある。

・クリティカル
「重大な」「決定的な」という意味で、レースの勝敗を大きく左右する場面で使われる。レースエンジニアが「ここはクリティカルな場面だ」と言えばドライバーに檄を飛ばしているのだと理解すべし。一方で「ギリギリだ」という意味でも使われる。

・コンファーム
「確認」のことで、レースエンジニアが指示した際にドライバーに「コンファーム」を求め、ドライバーは声で返すかコンファームボタンを押す、もしくは無線ボタンをチョイ押ししてその意思を伝える。

・ステイアウト
ピットの「アウト(外側)」に「ステイ」すること、つまりコース上を走り続けること。「ピットイン」の対義語。

・ストラット
パワーユニットのモード。エンジン出力や回転数、ターボのモード、ERSの発電と放出のバランスなど個別に設定が必要なパラメーターを、予選やレース中の状況を想定して組み合わせてプリセットしたもの。「モード」「シナリオ」と呼ぶチームもある。

・ソック
『State of Charge』、つまりERSの発電・放出のバランス。

・デグ
性能低下。「デグラデーション」の略。


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