ウイリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウイリアムズは、開発ドライバーとしてチームに加入したダニエル・ティクトゥムについて、これまで見てきたシミュレーション担当のドライバーのなかでもベストな存在のひとりだと話している。
かつてレッドブル・ジュニアチームの一員だったティクトゥムは、2018年にヨーロピアンF3選手権でチャンピオンのミック・シューマッハーに次ぐ2位を獲得。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコからは、トロロッソ・ホンダの次期ドライバー候補とみなされていた。
2019年シーズンは全日本スーパーフォーミュラ選手権へのフル参戦を発表していたティクトゥム。ところが、成績不振などを理由に第3戦スポーツランドSUGO大会を最後にシートを喪失し、同時にレッドブル・ジュニチームからも放出された。
しかしながらティクトゥムのシミュレーター作業に感心したウイリアムズは、彼を開発ドライバーに起用。ティクトゥムはウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーにも加入した。
クレアは今週、『MotorsportWeek.com』に対して「彼をシミュレーターに乗せたとき、スタッフたちは、彼はこれまで見てきたドライバーのなかでもベストなドライバーのひとりだと言いました」と語った。
「彼は素晴らしい才能を持っています。私はそれを活かすことが必要だと思いますし、私たちにはその経験があります」
「ダン(ティクトゥムの愛称)に関しては本当におもしろいことになりそうです。彼と仕事をすることを楽しみにしています」