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F1 ニュース

投稿日: 2020.01.29 08:00
更新日: 2020.01.29 12:22

知っておきたいF1専門用語:マシン各部名称編(2)

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F1 | 知っておきたいF1専門用語:マシン各部名称編(2)

 F1関連の様々な用語を解説する新コーナー。オフシーズンの間にマシンメカニズム、エンジン、サーキットなどなど様々な項目を解説していきます。

・アッパーアーム
F1マシンのサスペンションはΛ形をしたアームを上下に2本配したダブルウィッシュボーン式を採用する。その上側のアームがアッパーアーム。ウィッシュボーンは鳥のwishbone(叉骨)に形が似ていることからの命名。アッパーウィッシュボーンとも呼ぶ。

・ロワアーム
上下に2本配されたサスペンションアームの下側のアーム。

・オンボードカメラ
車両に搭載されたテレビ放映用のカメラ。ノーズ脇やインダクションポッド(ヘルメットの後方上部にある、エンジン吸気などを取り込む開口部)の脇に、カメラを搭載するハウジングを設置することが義務づけられている。空力的に利用できないように規定されているが、それでもなんとか空力的に利用しようとするのがF1チームというものだ。

・ターニングベイン
直訳すれば、曲がった羽根。バージボードを指して使う場合もあるし、ノーズから吊り下がったアイテムを指す場合もある。どちらも、空気の流れを制御し、ダウンフォース発生に結びつけるのが目的。

2019年メルセデスW10
2019年メルセデスW10

・バージボード
形状が同名の建築装飾に似ていることからの命名で、フロントタイヤとサイドポンツーンの間に設置。ディフレクターやターニングベインとも呼ばれる。フロントセクションで制御した空気の流れを受け、さらにバージボードで流れを制御、あるいは強化し、ダウンフォース発生に結びつける。

・ポッドウイング
サイドポンツーンの脇に設置された空力デバイス。フロントタイヤで発生した乱れた空気がリヤに向かわないようにすると同時に、サイドポンツーン側面に沿ってクリーンな空気が流れるようにする役割を担う。


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