ルノー・スポール・レーシングは、若手ドライバー育成プログラムであるルノー・スポール・アカデミーの2020年メンバーに、オーストラリア出身の有望ドライバーであるオスカー・ピアストリを加えることを明らかにした。ピアストリはプレマに加入し、FIA-F3選手権にフルシーズン参戦する。
メルボルン生まれの18歳のピアストリは、2019年のフォーミュラ・ルノー・ユーロカップで7勝を含む11回の表彰台を達成するという印象的なシーズンを過ごし、タイトルを獲得した。
「オスカーをルノー・スポール・アカデミーに迎えられることに、胸を踊らせている」と同アカデミーのディレクターであるミア・シャリズマンは語った。
「過去3年にわたり、ブリティッシュF4とフォーミュラ・ルノー・ユーロカップにおいて、オスカーを観察する機会があった」
「オスカーを見るたびに非常に感心させられたが、昨シーズンのパフォーマンスは特に良かった。彼はシーズン終盤、タイトルをかけて激しい戦いに臨むなかでも冷静さを保っていた」
「彼は生まれながらの素晴らしい才能を持っている。オーストラリアにおいて、最もエキサイティングで見込みのある若手ドライバーのひとりだ」
「オスカーはF3で激しい競争に直面するだろう。しかし我々はルーキーシーズン全体を通して、すべての分野で彼をサポートしていく」
プレマにおいてピアストリは、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権チャンピオンのフレデリック・ベスティおよびアメリカ出身のローガン・サージェントのチームメイトとなる。FIA-F3選手権の9ラウンドすべてが、グランプリのサポートレースになるため、ピアストリは、F1関係者に対して自身のスキルを示すチャンスを得たことになる。
「2020年にルノー・スポール・アカデミーに参加できることに、とても興奮している。プレマ・レーシングとともにF3の新シーズンに入ることが待ちきれない」とピアストリは語った。
「多くの才能あるドライバーがこのアカデミーを通過している。今年は強力なラインアップとなっているので、仲間のメンバーからできるだけ多くのことを学びたい」
「昨年、フォーミュラ・ルノー・ユーロカップでタイトルを獲得した。キャリアのなかでここまでたどりつくのにかなりの努力が必要だったが、ハードワークに取り組む価値があった」
「今や自分が、この輝かしいチームとアカデミーの一員であること、そして彼らから最大のサポートを受けられることを、本当に誇りに思っている」