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F1 ニュース

投稿日: 2020.02.08 08:00
更新日: 2020.02.06 14:09

これだけ知っていれば、もう戸惑うことなし/F1基礎用語辞典(7)

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F1 | これだけ知っていれば、もう戸惑うことなし/F1基礎用語辞典(7)

 F速やF1中継でよく目に&耳にする用語を総括。まだまだ紹介しきれなかったF1運営の組織&職名をピックアップ。

■FIA
フランス・パリに本拠地を置く 『FederationInternationale de’l Automobile』の略で、国際自動車連盟と訳されている。1904年発足の国際自動車クラブ協会から1947年に改組された。F1やWEC(世界耐久選手権)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)、フォーミュラEなどのルールやレース進行を統括している。

■FOA
『Formula One Administration』の略。1996年から2010年までF1の商業権を管理する組織として機能。11年からはFOWC(Formula One WorldChampionship Limited )が事業を引き継いだ。以後、紆余曲折があり、16年にチェイス・ケアリー率いるリバティ・メディアがFOAの統括組織であるFOG(Formula One Group)の買収を発表。17年1月にバーニー・エクレストンからその座を引き継ぎ、ケアリーが新CEOに就任した。エクレストンは名誉会長職に就いている。

■FOG
『Formula One Group』の略。F1世界選手権のプロモーションと商業権を管理する会社。FOAやFOWCなど、F1関連企業の統括団体。

■FOM
『Formula One Management』の略。1987年にF1関連コンテンツのプロモーションやテレビ放映権を管理する企業として、FOPA(Formula OnePromotions and Administration)を引き継ぐかたちで誕生。グランプリ開催カレンダーの調整なども行う。

■F1コミッション(F1委員会)
テクニカルおよびスポーティング・ワーキンググループから提案されたレギュレーション変更案を承認する組織。参戦チームと一部のサーキットプロモーター、商業権利者、FIAで構成される。承認した案はFIAの世界モータースポーツ評議会(WMSC)に提出され、最終的な決議が行われる。

■GPDA
『Grand Prix Drivers’Association』の略。1961年に設立された、F1ドライバーの権利保護を目的とした団体。1980年代から90年代にかけて活動を停止するが、94年にドライバーの死亡や負傷が相次いだことから活動を再開した。

■コンコルド協定
FIAとFOG、F1チームの三者間で締結されている、F1世界選手権の運営や権利に関する決めごと。レギュレーション変更の手順から収益分配の方法まで、さまざまな取り決めが詳細に定められている。その内容が一般に公開されることはない。現在の協定は2013年9月に成立し、20年まで有効とされている。コンコルド協定の名称は、1981年にこの協定が成立した時、FIA(当時はFISA)の本部がパリのコンコルド広場に面していたから。


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