ルノーF1チームは2月12日、2020年の体制発表会を行い、首脳陣が、F1コンストラクターズ選手権4位を取り戻すこと、2021年のF1レギュレーション変更に向けてしっかり準備を整えることが今年の目標であると語った。
フランス・パリのシャンゼリゼに位置するグループ・ルノーのフラッグシップストア、ラトリエ・ルノーに、ルノーF1チームの主要メンバーが集結した。チーム代表シリル・アビテブール、エグゼクティブディレクターのマルチン・ブコウスキー、シャシーテクニカルディレクターのパット・フライ、エンジンテクニカルディレクターのレミ・タファン、スペシャルアドバイザーのアラン・プロスト、そして新ドライバーラインアップであるダニエル・リカルドとエステバン・オコンらが顔をそろえ、新シーズンについての発表を行った。
発表会では2020年型『R.S.20』の実車は披露されず、プレシーズンテスト用カラーが施されたマシンの一部が画像で紹介されるにとどまった。ニューマシンが姿を現すのは、バルセロナでのプレシーズンテスト初日の19日になるということだ。
ルノー・スポール・レーシング会長ジェローム・ストールは、2020年はルノーF1チームにとって非常に重要な年になるとコメントした。チームの今年の目標は、ランキング4位を取り戻し、同時にF1レギュレーションが大きく変わる2021年に向けて着実に準備を整えることであるという。
2016年にワークスチームとしてのF1参戦を再開したルノーは、2018年にはコンストラクターズ選手権4位を獲得したが、2019年はランキング5位にポジションを落とした。