2020年第2回F1プレシーズンテストがスタート、初日の2月26日に、レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボン、アルファタウリ・ホンダはダニール・クビアトとピエール・ガスリーをそれぞれ起用して、ニューマシンのテストにあたった。
午前セッション序盤のインスタレーションラップにおいて、レッドブルにはサスペンショントラブル、アルファタウリにはパイプの緩みが見つかり、それぞれ長時間にわたって修理にあたることになり、アルボンとガスリーは走行時間を大幅に失った。それでも午前の順位では、ガスリーが1分17秒540(C4タイヤ)で2番手、アルボンは1分17秒550(C2タイヤ)で3番手と、上位につけている。
午後にはフェルスタッペンがレッドブルRB16・ホンダに乗り、84周を走行、この日最速となったアルファロメオのロバート・クビサに続く2番手タイム1分17秒347(C3タイヤ)をマークした。しかしセッション終了約5分前にターン10でスピンし、コース脇でマシンをとめるというアクシデントが発生した。
午後に登場したクビアトはアルファタウリAT01・ホンダで61周を走り、この日4番手の1分17秒456(C3タイヤ)を記録したが、フェルスタッペンとほぼ同時にコース脇でストップしている。
両チームとも公式にはマシンをとめた理由を説明していないが、formula1.comは、ガス欠なのではないかと推測している。
午前担当のアルボンは全体の6番手、ガスリーは5番手という結果になり、ホンダ勢全4人がトップ6に入った。
ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治氏は、「今日のバルセロナでのウインターテスト2の初日は、先週のテスト1で得られたデータを分析し、その結果を反映して臨みました」とコメントしている。
「今週はテスト1のフィードバックを元に、機能確認や最適化を続けていきます。全体としては先週よりもさらに細部にこだわり、チームとともにファインチューニングを行っていく形になります」
「本日は両チームともに午前中にマシンを長く止めている時間があったため、午後にその遅れを取り返すという一日になりました。ただ、PUとしては一日を通して大きな問題はなくスムーズなセッションになったと考えています」