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F1 ニュース

投稿日: 2020.03.02 15:13
更新日: 2020.03.03 01:22

ホンダF1山本MDインタビュー(1):HRD Sakuraで予定通りにPU開発「初めて晴れやかな気分でテストを終えた」

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F1 | ホンダF1山本MDインタビュー(1):HRD Sakuraで予定通りにPU開発「初めて晴れやかな気分でテストを終えた」

 2020年シーズン、ホンダF1はアストンマーティン・レッドブル・レーシングと組んで2年目のシーズンを迎える。スクーデリア・アルファタウリとは、前身のトロロッソ時代を含めると今年が3年目だ。

 スペインのバルセロナ-カタロニア・サーキットで2週間にわたって行われたプレシーズンテストでは、ホンダが2020年シーズンに向けて用意したパワーユニット『RA620H』に大きなトラブルが起きることはなく、無事に6日間の走行を終えた。

 昨年はマックス・フェルスタッペンが3勝を飾り、トロロッソではダニール・クビアトとピエール・ガスリーが表彰台を獲得するなど、パワーユニットを提供する2チームとともにに大きな飛躍を果たしたホンダF1だが、2020年はどれほどの成績を残せるだろうか。ホンダF1の山本雅史マネージングディレクターに話を聞いた。

──────────

──2020年のプレシーズンテストが終わりました。率直な感想をお聞かせください。

山本雅史マネージングディレクター(以下、山本MD):私はマクラーレン時代からホンダのF1活動に参加していますが、今年は初めて晴れやかな気分でテストを終わらせられたというのが正直な気持ちです。それはHRD Sakuraのセンター長を務める浅木(泰昭/ホンダF1パワーユニット開発責任者)を中心に、HRD Sakuraのスタッフたちがオンタイムのスケジュールで今年のパワーユニットを開発してくれたからです。

 2019年終盤からパフォーマンス、信頼性を向上させつつテストに参加できたことは、ホンダにとっていいスタートを切れたということだと思っています。

──レッドブルおよびアルファタウリからの反応は?

山本MD:(レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・)マルコや(アルファタウリのチーム代表を務める)フランツ(・トスト)とも話をしたのですが、感触は悪くないって言っていました。

(メルセデスのバルテリ・)ボッタスが1回目のテストでマークしたトップタイム(1分15秒732)は昨年の第5戦スペインGPの予選ポールポジションタイム(1分15秒)に迫るものでしたが、それは最も軟らかいタイヤのC5で記録したものでした。

 逆にホンダがパワーユニットを供給しているレッドブルは、1回目のテストでは基本的にロングラン中心のプログラムで、できるだけ多くのデータを取ることに終始していた。(レッドブルのチーム代表を務める)クリスチャン(・ホーナー)も言っていましたが、(メルセデスが出したタイムに)あまり驚いてはいません。

──2019年までとは何が違いますか。

山本MD:昨年はレッドブルと組むのが初めての年でしたし、その前の2018年はマクラーレンとの契約を解消して、トロロッソという新しいパートナーと組んで臨むという緊張感がありました。その前のマクラーレン時代もドタバタしていた。

 それが今年はテストから落ち着いて見ていられる。そして、そういう気持ちでテストを見ていられたのは、今回が私にとって初めてです。今は、早くオーストラリアへ行ってレースをやりたいなという気持ちです。

山本雅史(ホンダF1 マネージングディレクター)
今年は「テストから落ち着いてみたいられた」と語ったホンダF1山本MD

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