F1を追いかけ始めて30回目の開幕戦を迎えた熱田護カメラマン。自身にとってもメモリアルなF1オーストラリアGPとなるはずが、やはり高揚感に欠ける出国だったようです。結果的に開催中止となってしまいましたが、着実に開催の準備が進んでいたサーキットを、熱田カメラマンが歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
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F1の取材を始めてから30回目の開幕戦。毎年、新たな気持ちで臨む初戦ですから、ワクワクするものです。
が、今年は成田空港に向かう時ですら、正直ワクワク感が1/10くらい。そう、コロナのせいです……。
世の中、さまざまなイベントが中止、延期となっているのです。
イタリアとかフランス、ドイツ、イギリスで急激な広がりを見せているのに、F1とかダメでしょう。という感じ。
メルボルン空港のレンタカーのカウンターのお兄さんに、日本のコロナヴァイルス(ウイルスじゃなくて英語読みだとヴァイルスと聞こえる)はどうなの? と聞かれるほどやっぱり誰もが気にしているようだけれど、街中でマスクをしている人はほとんどいない。中国系の人がたまにしているくらい。メルボルンでの発症者はまだ10人くらいらしい。
天気もいいし、暖かいし、サーキットの芝生を歩いていると、ヴァイルス(ウイルス)もいないような気持ちにもなってくる。
そう、地元の主催者にとっては、まだギリでやっちゃえるんじゃないか!
という感じになる気持ちにもなるかも?
F1が4台展示してあったところに!
すでに、懐かしい感じのケータハム。
ショーカーじゃなくて本物かな?PU(パワーユニット)も積んであるのかな?
メルボルンで大人気のメルボルンウォーク。
ドライバーからサインをもらったりセルフィー(自撮り)を撮ることが可能な300mくらいの有名ストリート。
でも、コロナウイルスの影響で実施されませんでした。
ドライバーは観客の前を通過するのみ。
お客さんに近いところを歩くか、奥の少し離れたところを歩くかは、人それぞれ。
アレクサンダー・アルボン選手は近くを歩いてました。
マックス・フェルスタッペン選手は離れたところを通過。
クレア・ウイリアムズさん。
今年は最下位脱出なるのかな?
アボリジニさんも練り歩きました。
パドックの数カ所に設置された除菌アルコール液。
あちこちで、FIA関係者とチーム関係者が真剣な面持ちで話す様子が見れました。