3月16日（月）、F1モナコGPを主催するモナコ自動車クラブ（ACM）はプレスリリースを発表し、モナコ政府の指示に従って同クラブの施設を閉鎖するものの、2020年シーズンのF1第7戦に予定されているモナコGPは開催予定のままだと明らかにした。
在フランス日本大使館の公式サイトによると、モナコでは3月14日（土）に『国の生活に必須とはいえない国民が集まる場所を閉鎖する』ことが決定し、レストランやカジノ、劇場、映画館などが閉鎖された。
政府の指示に従い、モナコ自動車クラブも施設を閉鎖する。ただし、5月8〜10日に開催予定のモナコ・ヒストリック・グランプリと、5月21〜24日に予定されているF1モナコGPは開催する方向性のままだという。
モナコ自動車クラブの公式サイトに掲載されたプレスリリースは以下の通りだ（一部抜粋）。
「コロナウイルスの脅威が増していることに関する最新の進展により、政府の公衆衛生指示に従って、モナコ自動車クラブ（ACM）は会員および一般大衆に対して施設を閉鎖していることを通知する。レストラン、ブティック、チケットオフィスも今日現在、そしてさらなる通知があるまで閉鎖されている」
「3月12日付の公式プレスリリースでも明らかにした通り、現在のところモナコ・ヒストリック・グランプリ（5月8〜10日）とF1（5月21〜24日）については、当初の計画通りに開催する予定だ」
F1では先週末に開催予定だった開幕戦オーストラリアGPが中止となり、続く第2戦バーレーンGP、第3戦ベトナムGPも延期が決定した。またバーレーンGPの延期に伴い、併催が予定されていたFIA-F2とFIA-F3の開幕戦も延期が決まっている。
次にF1が開催されるのは6月第1週目のアゼルバイジャンGPではないかと噂されているが、まだ正式な発表はない。またモナコGPよりも前に開催が予定されているオランダGPとスペインGPも今後の対応について協議を進めているが、こちらもまだスクジュールに関する情報は何も明らかになっていない。
