オーストラリアからヨーロッパに戻ったルノーF1チームのスタッフは、予想される今後の新型コロナウイルスのパンデミックを予防するための措置として、自主隔離を続けることになるだろう。
先週末のF1開幕戦オーストラリアGPは、マクラーレンのスタッフ1名に新型コロナウイルスの陽性反応が出た11時間後に中止が発表された。その後マクラーレンのスタッフは合計で14人がメルボルンで隔離され、チーム代表のアンドレアス・ザイドルも現地に残った。一方ハースも何名かのスタッフを隔離したが、テスト結果は陰性だったという。
「なんという1週間だろう!」とルノーはTwitterにメッセージを投稿した。
「温かい言葉をありがとう。チームが家に帰れることが確認できた。全員無事であり、現在は自主隔離中だ。エンストンとヴィリーでは、我々が再びレースをできる時がわかるまでの今後数週間に向けた計画立案に忙しくしている」
世界的なウイルスのパンデミックにより、これまでのところ2020年シーズン最初の4戦は中止されるか延期となっている。また、オランダGPとスペインGPも延期になりそうだ。
モナコGPかアゼルバイジャンGPが2020年の初戦になる可能性が報道されているが、より慎重な予測によれば、6月中旬のカナダGPがシーズンのスタートになるのではないかと見られている。