F1が新たに立ち上げたF1 Eスポーツ・バーチャル・グランプリ・シリーズのバーレーン・バーチャル・グランプリが、3月22日に開催された。10チーム20人が参加、現役F1ドライバーからはマクラーレンのランド・ノリスとウイリアムズのニコラス・ラティフィが出場した。
2020年F1シーズン開幕が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月以降に延期されることが確定、それまでの間にファンにF1を楽しむ機会を提供するため、F1は現役F1ドライバーが参加するバーチャルグランプリを開催することを決めた。基本的に、延期されたグランプリの週末に2019 F1公式ゲームを使用してレースが開催される予定となっている。
第1回はバーレーンGPで、全10チームが参加、20人が予選・決勝を戦った。現役F1ドライバーはノリスとラティフィのふたりだが、レース界およびそれ以外から多彩な顔触れがそろった。ルイス・ハミルトンの弟ニコラス・ハミルトン(マクラーレン)、2019年までF1に参戦していたニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)、F2ドライバーの周冠宇(ルノー)、ロバート・シュワルツマン(フェラーリ)、現在フォーミュラEに参戦しメルセデスF1のリザーブも務めるストフェル・バンドーン(メルセデス)、メルセデスF1のリザーブドライバーであるエステバン・グティエレス(メルセデス)、元F1ドライバーのアンソニー・デイビッドソン(ハース)、ジョニー・ハーバート(アルファロメオ)などが参戦。ワン・ダイレクションのリアム・ペイン(ウイリアムズ)、ライダー、ゴルファー、キャスターなどもレースに挑んだ。
レッドブルは自転車競技の金メダリストであるクリス・ホイと、オーストリアのGTドライバーであるフィリップ・エングを起用。アルファタウリはライダーのルカ・サルバドーリとEスポーツのキャスターであるサドキストをエントリーした。
レッドブルのエングがポールポジションを獲得。実際のバーレーンGPの25パーセントにあたる14周でレースが行われた。スタート直後の大クラッシュ、バトル中の接触が多数あるなか、優勝したのはルノー育成ドライバーである周冠宇だった。
■ドライバーラインアップ
■決勝結果
What a result! ?@gyzhou_33 WINS the Bahrain #VirtualGP ?@svandoorne picks up P2, with @Philipp_Eng third#F1Esports pic.twitter.com/vq9ggckvRP
— Formula 1 (@F1) March 22, 2020
■動画
"Sir Chris Hoy might be the quickest man on the grid!"
Two seconds later… ?#F1Esports @chrishoy pic.twitter.com/7DFFZapMAH
— Formula 1 (@F1) March 22, 2020