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F1 ニュース

投稿日: 2020.03.23 20:56
更新日: 2020.03.23 21:28

F1アゼルバイジャンGP、新型コロナウイルス大流行の余波を受けて延期が決定

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F1 | F1アゼルバイジャンGP、新型コロナウイルス大流行の余波を受けて延期が決定

 3月23日(月)、Formula1.comは、2020年シーズンの第8戦として6月5〜7日に予定されていたF1アゼルバイジャンGPを延期することを発表した。新型コロナウイルスの影響により、これでシーズン前半の8レースが延期、あるいは中止となった。

 2週間に開幕予定だった2020年シーズンのF1は、開幕戦オーストラリアGPのフリー走行開始直前になって中止が発表され、その日の夜のうちにバーレーンGPと初開催の予定だったベトナムGPも中止が決まった。

 中国GPは2月の時点ですでに延期が決まっていたが、それに加えて35年ぶりのカレンダー復帰を果たしたオランダGPと、翌週に控えていたスペインGPも延期が決定。5月の最終週に予定されていたモナコGPは、当初は延期との発表だったが、のちに中止が発表された。

 オーストラリアGPの中止が決定した3月半ばの時点では、6月からシーズンを始めるという見通しで、このアゼルバイジャンGPからスタートの予定だったが、それも叶わなくなってしまった。

 バクー・シティ・サーキットの声明は以下の通りだ。

「バクー・シティ・サーキット(BCC)は本日、6月5〜7日に開催予定のフォーミュラ・ワン・アゼルバイジャン・グランプリ2020の延期を決定しました」

「この延期は、F1、国際自動車連盟(FIA)、アゼルバイジャン共和国政府との広範な議論の後に合意されました。進行中のグローバルなCOVID-19のパンデミックの直接的な結果であり、関連当局から提供された専門家の指導に完全に基づいています」

「この結論に至るまで、BCCの主な懸念事項は、アゼルバイジャンを訪れるすべてのF1ファン、スタッフ、チャンピオンシップの参加者、そしてアゼルバイジャンの人々の健康と幸福でした」

「BCCは、6月にバクーの街中を通じてモータースポーツレースの頂点に立つことができないという失望をファンの皆さんと共有しています。そのため私たちはF1、FIA、アゼルバイジャン共和国政府と緊密に協力して、2020年シーズンの後半に新しいレース日程を発表するために状況を監視し続けます」

「この挑戦的かつ前例のない状況において、バクー・シティ・サーキットの全員の思いは、コロナウイルスのパンデミックによって直接および間接的に影響を受けたすべての人々のためにあります」

「サポーター、顧客、パートナーの皆様のご理解に感謝します。予測不可能でスリリングなレースのために、今年の後半にストリート・ファイターズのホームであるバクーに戻ってくることを楽しみにしています」

「それまでの間は安全を確保し、できれば家にいてください」

 なお2020年のアゼルバイジャンGPのチケットは今後も有効で、いかなる手続きも必要ないとのことだ。新しい日程が決まり次第、バクー・シティ・サーキットの公式サイトやその他の方法でチケットを購入した人に向けて、利用可能なオプションなどが知らされるという。


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