ルノーF1チームのダニエル・リカルドは、2020年シーズン開始が延期されたという現実に心を痛めているが、いずれ訪れるだろう開幕戦を心待ちにしている。
世界的なコロナウイルス感染症のパンデミックはF1に大きな打撃を与えており、上層部は現時点で開幕戦から第8戦までを中止あるいは延期している。
リカルドにとって、メルボルンでのホームレースや、F1シーズン中に居住しているモナコでのレースの中止は特に痛みを伴う衝撃だった。
「僕はまだレース仕様の頭になっていない。なぜなら、まだどのコースでレースをするのかが分からないからだ」と2018年のモナコGP勝者であるリカルドは、ルノーのインスタグラムアカウントでのQ&Aで語った。
「昨晩、モナコのオンボード映像を見ていて少し悲しくなった。本当にどうなってしまうのかわからない。心が痛むよ」
「みんなが心を痛めている、メルボルンも同じだよ。残念ながらこれが現実だ」
新型コロナウイルス感染症COVID-19流行の状況は流動的で、毎日のようにスポーツイベントの中止が発表されている。F1に関しても2020年シーズンがいつ再開されるのか予測不可能だ。
しかし状況が落ち着いてドライバーたちが今年初めてグリッドに並んだ時、それがどこで行われようと、最初のコーナーは大混乱になるとリカルドは予測している。
「それが現実になるだろう」とリカルドは語った。
「僕は予選で最下位になることを考えている。なぜならターン1は大混乱になると思うからね」
「状況を見守ってから、1周目にトップに立つ。ポールポジションを獲った上で、あえて最後尾からスタートするかもね!」
リカルドはパースにある家族の農場で、世界が通常に戻るのを待っている。彼の家には大量のトイレットペーパーなど、必要なものがすべて十分に備蓄されているという。
「農場には十分な備蓄があり、ナプキンやペーパータオルもたくさんあるから、僕たちは大丈夫だよ」と彼はファンを安心させた。
「最悪の場合、プールもあるしね……」