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F1 ニュース

投稿日: 2020.03.27 18:45
更新日: 2020.03.27 18:48

元B・A・R代表、F1開催延期などによる収益減が原因で「事業継続に行き詰まる危険性」を示唆

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F1 | 元B・A・R代表、F1開催延期などによる収益減が原因で「事業継続に行き詰まる危険性」を示唆

 新型コロナウイルスの影響でF1の開催が凍結されている現状に関連して、イギリスの四輪モータースポーツ組織『モータースポーツUK』の会長を務めるデビッド・リチャーズは、ふたつの具体的なチーム名を挙げながら、F1のオーナーであるリバティ・メディアは小規模チームを財政面で保護すべきだと語った。

 世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスのパンデミックの影響により、F1はすでに開幕からの8戦が中止ないし延期となっており、その後の数レースについても同様の措置を迫られる可能性が高い。

 F1全体として収益面での大打撃を受け、各チームは今後資金不足の影響に耐えなければならない。かつてB・A・Rやベネトンのチーム代表であったリチャーズは、今の状態が長引けば、比較的資金力の弱いチームにはその存続自体が脅威にさらされるかもしれないと述べている。

「今の危機が収束するまでの間、多くのことはF1がどういった行動をとるのかにかかっている」と、リチャーズは『PA通信』に語った。

「F1には、グリッド後方のチームを失う余裕などないはずだ。そうなれば悲惨な結果につながる」

「バーニー(・エクレストン)は、状況が厳しいときには小規模チームの面倒もみる、と約束していた。リバティ・メディアが彼と同じ感覚を持っていることを願う」

「メルセデスやルノーのような大きいマニュファクチャラーは大丈夫だろう。だが、たとえばウイリアムズやレーシングポイントなどのチームにとっては、たやすい状況ではない。事業の継続に行き詰まってしまう危険性もある」

「この困難な時期を乗り切れるだけの資金が調達できないモータースポーツ運営会社が出てくるかもしれない。かなり難しい挑戦になるだろう」

 ウイリアムズF1は、パフォーマンス低迷が続いた過去数シーズンにわたって財政難に苦しんできた。一方のレーシングポイントF1は、ランス・ストロールの父であるローレンス・ストロールが率いる資金豊富なコンソーシアムによってその財政的基盤が守られており、チーム存続という点では比較的優位に立っている。

2019年F1第2戦バーレーンGP デビッド・リチャーズ(元B・A・Rチーム代表)
かつてB・A・Rやベネトンでチーム代表を務めたデビッド・リチャーズ

■「オーストラリアGPは開催1週間前に中止できたはず」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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