2020年F1シーズンは来年1月まで行われ、過密スケジュールをこなすために2デー開催になる可能性があると、フェラーリのチーム代表マッティア・ビノットが語った。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開幕から第8戦までが中止あるいは延期となり、F1は現在、カレンダー修正に頭を悩ませている。
F1のCEOチェイス・キャリーは、3月23日の声明で、シーズンを夏にスタートし、15戦から18戦を開催したいという意向を示した。
現時点で日程変更が発表されていない最初のグランプリは6月14日のカナダGPだが、これが予定どおり開催されるという保証はない。F1は流動的な状況のなか、できる限り多くのグランプリを開催するための方法を探っている。
「我々は常に対話を行っている」とビノットはSky Italiaに対して語った。
「今は重要な局面であると、私も他のチーム代表たちも感じている」
「タイムテーブルに関しては、我々はキャリーとFIAにカレンダーを定める自由を与えた。この状況では彼らにとってそれが必要だ」
「いくつかの案について検討している。たとえば、ハードスケジュールを組み、(2021年)1月にも2戦か3戦実施するという案だ」
「グランプリウイークエンドを2日間にすることも可能だ。フリープラクティスを土曜朝から行うことにすれば、グランプリ同士の日程が近い場合でも、ロジスティクス面において必要な条件を満たすことができる」
「さらに、(例年8月に行う)ファクトリー閉鎖を現在行っていることで、開催の状況が整えば、8月にもレースを行える見込みがある」
「できる限り多くのチャンスを確保する必要がある。それによって2020年シーズンをより完全な形で行うことが保証されるかもしれない。次のシーズンが始まるのは3月以降なのだし、可能性は十分にある」