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F1 ニュース

投稿日: 2015.07.27 17:47
更新日: 2016.10.18 17:51

「スリリングなF1のドラマが展開、ファンを魅了」

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F1 | 「スリリングなF1のドラマが展開、ファンを魅了」

2015ハンガリーグランプリ決勝

ベッテル、2ストップ戦略でアクション満載の決勝を制し、フェラーリに勝利をもたらす

● ピレリが冠スポンサーのハンガリーグランプリは、セーフティーカー導入で複雑化
● スリリングなレースで多彩な戦略が展開
● レッドブル、両ドライバーが表彰台を獲得し、予選までの好調なペースを確証

2015年7月26日、ブダペスト
フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、今シーズン2勝目を挙げました。決勝は、事故、ペナルティー、そして、レース終盤にマシン間の差を無くし戦略へ新たな要素を加えることとなった長いセーフティーカー導入周回などによってスリリングな展開となりました。

ベッテルは、グリッド2列目からの素晴らしいスタートによって、第1コーナーでトップに立ち、優勝への礎を築きました。しかし、メインストレート上のデブリからマシンを保護するために登場したセーフティーカーによってマシン間の差が無くなり、トップを維持する厳しい戦いを強いられました。ピットレーンを何度も通過するセーフティーカー導入周回中、タイヤ交換を行うドライバーも見られました。

このセーフティーカー導入周回が、戦略に混乱を生じさせました。しかし、ライバルたちとの差が縮まった中、ベッテルは一時的にチームメイトのキミ・ライコネンにトップを譲ったものの、70周全般に渡るフェラーリの完璧な戦略によって、トップを奪い返してフィニッシュしました。ベッテルは、我々の戦略予測通り、ソフトでスタート後、第2スティントをソフトで、最終スティントをミディアムで走行しました。

メルセデスのニコ・ロズベルグは、第1スティントのみにソフトタイヤを使用する戦略を採用しましたが、レッドブルのダニエル・リカルドとの接触にともなうパンクによって、ほぼ手中にしていた2位の座を失いました。

リカルドは3位でフィニッシュし、チームメイトのダニール・クビアトは、10秒加算ペナルティーを受けたにも関わらず、キャリアベストとなる2位を獲得しました。ハンガリーでのフリー走行や予選で見られたレッドブルのペースが、あらためて示されました。トロ・ロッソのマックス・フェルスタッペンは、キャリアベストとなる4位を獲得しました。

パストール・マルドナード以外の全ドライバーが、ソフトタイヤを装着してスタートしました。路面温度38°Cの比較的涼しいスタート時のコンディションから徐々に路面温度が上昇した中、広範囲に渡る戦略が展開されました。


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