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F1 ニュース

投稿日: 2020.04.17 16:11
更新日: 2020.04.17 16:12

F1ベルギーGP主催者がチケット販売を休止。開催延期でなく完全中止の可能性も

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F1 | F1ベルギーGP主催者がチケット販売を休止。開催延期でなく完全中止の可能性も

 スパ・フランコルシャンは、8月28日から30日に予定されているベルギーGPのチケット販売を休止することを発表した。新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で、ベルギー政府は8月末まで大規模なイベントの開催を禁止している。

 15日、ベルギーの国家安全保障会議により、外出制限を5月3日まで延長、8月31日までは大規模なイベントを実施しないことが発表された。

 これを受けて、スパ・フランコルシャンは5月3日までの閉鎖を決定、ベルギーGPの開催については、政府の今後の判断を待って決定すると発表した。

 さらにプロモーターであるスパ・グランプリは、「2020年のグランプリのチケット販売を一時停止する」という声明を発表した。

 スパ・グランプリのマネージングディレクター、バネッサ・マースは、今季グランプリを延期する可能性があるだけでなく、完全にキャンセルする可能性すらあると認めた。

「何が起きてもおかしくありません。延期、無観客開催、キャンセルといったすべてのシナリオについて検討します」とマースは『Belga』に対して語った。
「今の段階では、4、5カ月後の状況は誰にも予想できません。最優先すべきはベルギーの人々とスパ・フランコルシャンを訪れる観客の方たちの健康です。そのため、私たちは政府の決定を支持します」

「もちろん、今回のニュースには心底落胆しています。ですが、今のこの時期にスポーツイベントを企画しようとするのは不毛なことであるという気がします」

「これから政府と共に、さまざまな可能なシナリオ、不可能なシナリオについて調査していきます。多くの専門家の方々、(F1の商業権所有者)リバティ・メディアと共に、最も望ましい道は何なのかについて確認するのには時間が必要です」

 無観客開催の可能性を示唆する声もあるが、ベルギーGPのコマーシャルディレクター、ステイン・ド・ベイバーは「無観客で行う場合でも、イベントを開催するのに大勢の人々が集まることになる」と発言している。

 現時点で2020年の序盤9戦が延期あるいは中止されており、開幕は6月26日から28日のフランスGP以降になることが確定している。ベルギーGPの翌週にはモンツァでのグランプリが予定されているが、イタリアでは現在、感染者は16万人以上、死者数は2万人を超えており、パンデミックを抑え込めずにいる状況だ。

2019年F1第13戦ベルギーGP 表彰台のシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2019年F1第13戦ベルギーGP 表彰台のシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)


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