新型コロナウイルスの影響により、なかなかシーズン開幕のメドが立たない今シーズンのF1。そんな中、自宅にこだわりのマシンを設置し、バーチャルレースに参戦するF1ドライバーが続々と登場。この数カ月をどんな風に過ごしているのか、F1流ステイホームの様子を中心に、人工呼吸器を開発するF1チーム、シーズン開幕前に急速な盛り上がりを見せているストーブリーグの話題などを、ドライバーや関係者のSNSからピックアップしてみよう。
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モナコの自宅からバーチャルレースに参戦するレッドブルF1のマックス・フェルスタッペン。これだけの豪華な環境を整え、勝負に対する本気度がうかがえる。
現時点でF1の再開が予想されるのは昨年フェルスタッペンが優勝したオーストリアGP。シーズン開幕から全開でいけるようにおうちトレーニングも怠らない。
eスポーツの猛者とも互角に渡り合う、バーチャルF1世代の代表格ともいえるマクラーレンF1のランド・ノリス。インディカーのドライバーたちが戦うiRacingの大会に、まるで道場破りのように参戦する姿が印象的だった。しかも坊主頭!
バーチャルのインディアナポリスで開催された「インディ175」では優勝目前で他車と接触、宙を舞った。もしもこの接触が、インディのレースで「よそ者」のノリスを勝たせないための意図的なものだとしたら、少々後味が悪い。
コロナ禍で急速に普及したバーチャルレースだが、通信中の暴言や“キレ落ち”など短期間でいくつかの問題が露呈した。この分野の今後の発展には、参加者のモラルが重要なカギとなるだろう。