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F1 ニュース

投稿日: 2020.05.12 17:58
更新日: 2020.05.12 20:56

チーム離脱のベッテルがコメントを発表「フェラーリと世界中のティフォシに感謝」今後については触れず

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F1 | チーム離脱のベッテルがコメントを発表「フェラーリと世界中のティフォシに感謝」今後については触れず

 フェラーリは、セバスチャン・ベッテルとの契約を延長しないことを発表した。チーム離脱が決まったベッテルはコメントを発表し、ファンやチームへの感謝を述べ、将来のことを考えるために時間を取ると語った。

 2010年から4年連続でF1チャンピオンに輝き、2015年にフェラーリへ加入したベッテル。子供の頃からの憧れであるフェラーリでのタイトル獲得を目指してきたが、現在のところ最高位はドライバーズランキング2位となっている。

 ベッテルとチームとの契約は2020年末で終了することになっており、2021年に向けて交渉を進めていたが、交渉は決裂してしまった。

 チーム離脱が決まったことについて、ベッテルはフェラーリの公式サイトでコメントを発表し、決断を下した理由について金銭的な問題は関係ないことや、ファンやチームへの感謝を述べた。

「僕とスクーデリア・フェラーリの関係は2020年末に終了する。このスポーツで最高の結果を得るためには、完璧な組み合わせのなかで仕事をすることが不可欠だ。チームと僕は、もはや今シーズン以降も一緒にいるための共通の望みがないことを悟った」

「この共同での決定において、金銭的な問題は関係ない。特定の選択をすることに関して言えば、そういうやり方は違うと思うし、今後もそうはならないだろう」

「F1において、スクーデリア・フェラーリは特別な地位を占めている。そしてそれに相応しいすべての成功を収めることができるよう願っている」

「最後に、これまで僕をサポートしてくれたことについて、フェラーリファミリー全体、そして世界中の“ティフォシ”に感謝したい。直近の僕の目標は、素晴らしい時間を共に過ごし、フェラーリとともに僕の長いスティントを終えることだ」

 ベッテルの今後については、マクラーレンやルノーなどがオファーを行ったと言われているが、まだ何も明らかになっていない。ベッテルは将来について、時間を取って考えるつもりだと明かした。

「この数カ月の間に起こったことは、僕たちの多くが人生における本当の優先事項は何なのかということをよく考えるきっかけになった。僕自身、自分の将来に関して本当に重要なことを考える必要があるので、時間を取るつもりだ」

 また後任に関しては、ダニエル・リカルド(ルノー)やカルロス・サインツJr.(マクラーレン)などが噂されている。正式な発表を待ちたいところだ。


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