事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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2021年F1ドライバー市場の動きが先週一気に加速した。カルロス・サインツJr.がセバスチャン・ベッテルに代わってフェラーリに移籍し、彼のマクラーレンでのシートにダニエル・リカルドが座るという報道が流れたためだ。さらにフェルナンド・アロンソがキャリア3度目となるルノー入りを果たす可能性も取り沙汰されているが、これについてはチームが役員会で承認を得ることと、アロンソと金銭面で合意することが前提となる。
交渉当事者に近い筋によれば、アロンソはルノーでのレースを無報酬で引き受ける代わりに、マシンにかなり多くの広告スペースを要求しているようだ。これはムチュア・マドリレーニャ、サンタンデール、マフレといった以前のスポンサーに販売するためと、自身のファッションブランドである「キモア」を宣伝するためだという。アロンソの個人秘書を努めるルイス・ガルシア・アバドが、この3年間はルノーのスポンサー集めに従事しているという事実は注目に値する。関係者間での合意がそれほど難しくないと考えられるからだ。
■ソーシャルディスタンスを保ったレース開催案
F1オーストリアGPが観客を入れた通常のイベントとして開催される可能性が、仮にその人数が限定されるとしても、わずかながら出てきたようだ!
■シンガポールGPの可否は6月中旬に判断
F1シンガポールGPの主催者が、自分たちのレースを含まない2020年シーズンの改正カレンダー案が公開されたことに反応した。オーガナイザーの広報担当者は以下のように語った。