F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは、ヨーロッパでの8戦が終わった後、秋にはファンをレースに呼び戻す可能性について、慎重ながらも楽観的でいる。
F1は7月よりオーストリアで始動し、夏の間はヨーロッパ大陸に留まる予定だ。しかしながらこれらすべてのレースは、地元の安全対策に準拠するために無観客で開催される。
だが今年の後半にF1がアジア、アメリカ、中東へ移動すれば、レース主催者が少なくとも部分的にグランドスタンドに観客を入れられる可能性が期待されている。
「ファンは非常に重要だ」とキャリーはF1公式サイトで公開されたビデオインタビューで語った。
「多くの点で、我々はファンのために戦っている。だからレースにはファンにいて欲しいと思う」
「しかし今も安全面での要求やリスクがあることを我々は認識しており、それに歩調を合わせなければならない」
「ファンやF1に関与するすべての人々にとって安全な方法を取ることができると考えられるようになったら、すぐにでもファンを呼び戻したい」
「秋にファンをレースに呼び戻す目標について話した。スタンドを満席にすることはしないかもしれないが、人数を制限したファンイベントになるかもしれない」
「そういうわけで、ファンを呼び戻すことが目標になると思う。だがこの目標は、現実的にはある意味で全員にとって安全なやり方ができると考えたときに行うものだ」
■2020年は少なくとも15戦の開催に期待
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