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F1 ニュース

投稿日: 2020.06.15 08:10
更新日: 2020.06.15 08:11

F1公式バーチャルGP最終戦カナダ:4連勝ラッセルが“チャンピオン”に。故意の減速を提案する余裕も

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F1 | F1公式バーチャルGP最終戦カナダ:4連勝ラッセルが“チャンピオン”に。故意の減速を提案する余裕も

 6月14日に開催されたF1 Eスポーツ・バーチャル・グランプリ第8戦・最終戦カナダで、ウイリアムズのジョージ・ラッセルが優勝、非公式ながらチャンピオンの座についた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年シーズン開幕が遅れるなか、F1は、ファンを楽しませるため、公式Eスポーツ・バーチャル・グランプリを開催してきた。

 レースは、元々のカレンダーに従って、公式ゲームF1 2019を使用して実施された。6月14日には本来カナダGPが開催される予定だった。7月5日にオーストリアでシーズンがスタートすることが決まり、今回のカナダ戦が、F1 Eスポーツ・バーチャル・グランプリ最後のレースとなった。

 今回参加した現役F1ドライバーは、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、ラッセルとニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)。フェラーリのシャルル・ルクレールが参加しなかったことで、ラッセルはこのレースの結果に関係なく、非公式タイトルを獲得することが決まっていた。

 F1 Eスポーツ・バーチャル・グランプリ第8戦カナダのエントリーリストは以下のとおり。
■メルセデス:エステバン・グティエレス、アンソニー・デイビッドソン
■フェラーリ:カラム・アイロット、ジャンルカ・ペテコフ
■レッドブル:アレクサンダー・アルボン、ジョン・オルソン
■マクラーレン:ニコラス・ハミルトン、Tiametmarduk
■ルノー:周冠宇、カイオ・コレット
■アルファタウリ:ピエール・ガスリー、サイモン・ニール
■レーシングポイント:デイビッド・シューマッハー、テッドヤン・ブルーメン
■アルファロメオ:ファン-マヌエル・コレア、Aarava
■ハース:ピエトロ・フィッティパルディ、ルイ・デレトラズ
■ウイリアムズ:ジョージ・ラッセル、ニコラス・ラティフィ

■エントリーリスト

 予選でラッセルはトップタイムをマーク、2番手にアルボンが続いた。ラッセルは決勝で好スタートを決めて、トップを快走、ライバルたちから脅かされることなく4連勝を達成した。独走したラッセルは、終盤、ファンを楽しませるためにスローダウンして後続を追いつかせることも提案したが、2番手を走るアルボンはそれを断った。接続のトラブルに見舞われたアルボンは、約6秒遅れでフィニッシュ、タイムペナルティが科されてリザルト上では約15秒の差での2位となった。3位にはメルセデスのエステバン・グティエレスが続いた。

 ル・マン24時間バーチャルレースに出場した後に、F1バーチャルGPに参戦したガスリーは、トラックリミット違反に対し多数のペナルティを科された結果、失格となった。

 非公式チャンピオンとなったラッセルは、「素晴らしい経験だった。すごく忙しかったけど、楽しめたよ」と語った。

「今は本当のレースがないけれど、(バーチャル)レースで仲間たちと戦う機会をもらえて、とても楽しかった」

「僕としては、一生懸命努力して、このシリーズに臨んだ。それがこの好結果につながったのでうれしい」

■予選結果

■決勝スタートシーン

■後続を追いつかせようというラッセルの提案を断るアルボン

■ラッセル、4連勝の瞬間

■レースリザルト(トップ10)

■ラッセルが“チャンピオン”に

■ラッセル、喜びのコメント

■予選・決勝動画


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