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投稿日: 2020.06.29 12:15
更新日: 2020.06.30 12:58

F1 Topic:タイトル獲得を目指すホンダF1、開幕戦投入のパワーユニット“スペック1.1”の命名に驚かされた理由


F1 | F1 Topic:タイトル獲得を目指すホンダF1、開幕戦投入のパワーユニット“スペック1.1”の命名に驚かされた理由

 いよいよ、ホンダF1の2020年が開幕する。新たな開幕戦となる7月3日から始まるオーストリアGPに向けて、HRD Sakuraのセンター長としてホンダF1のパワーユニット開発を指揮する浅木泰昭は、オンライン会見で「もう2位を目指すという目標はないので、シリーズチャンピオンが今年の目標。最低でもメルセデスと五分のところまではなんとか持って行きたい」と抱負を語った。

 そのホンダが、新たな開幕戦に投入するパワーユニットの仕様は、本来の開幕戦だったオーストラリアに持ち込んだものとは異なっている。浅木によれば、「スペック1.1」だという。このフレーズを聞いたとき、筆者は正直少し驚いた。というのも、HRD SakuraのF1部門の体制が変更された2018年以降、ホンダはスペック名に小数点以下の数字は入れてこなかったからだ。

 ホンダが最後にスペック表記にコンマを入れてきたのは、2017年のイタリアGPに投入した「スペック3.7」である。その年のホンダはコンセプトを一新したものの、目標としていた性能を出すことができず、矢継ぎ早にアップデートしていった。5戦目のスペインGPで「スペック2」を投入し、8戦目のアゼルバイジャンGPでは早くも「スペック3」を持ち込んだ。

 ところが、それでもライバル勢とのギャップは埋まらなかった。そのため、その後もホンダは開発を続け、11戦目のハンガリーGPでは「スペック3.5」、12戦目のベルギーGPでは「スペック3.6」、そして、13戦目のイタリアGPには「スペック3.7」と、毎戦スペックアップしていった。このような地道な努力にもかかわらず、なかなか上位との差を縮められないまま、ホンダは2017年を終了した。

 スペック3.5の後、なぜ0.1ずつしかスペックアップしなかったのかについて、当時の総責任者だった長谷川祐介は、「3.6では低速トルクを改善させ、3.7ではマキシマムパワーを上げましたが、エンジン本体に関して大きな変更が施されていなかったから」と説明していた。

 つまり、ホンダがスペックで小数点以下を使用する場合、エンジン本体に大きな仕様変更がなされていない可能性がある。


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