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F1 ニュース

投稿日: 2020.07.01 08:04
更新日: 2020.07.01 08:48

レッドブルF1が第1戦オーストリアにアップデートを大量投入。代表、タイトル獲得年以来の「最強の年を過ごせるのでは」と期待

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F1 | レッドブルF1が第1戦オーストリアにアップデートを大量投入。代表、タイトル獲得年以来の「最強の年を過ごせるのでは」と期待

 レッドブル・レーシングF1チームの代表クリスチャン・ホーナーが、2020年開幕戦オーストリアGPにはマシンに多数のアップグレードを施して臨むと語った。ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)のアップデートとあわせ、チームはかなりの手応えを感じているようで、最後にタイトルを獲得した2013年以来ベストのシーズンを過ごせることを期待しているという。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、F1はシーズンスタートを見合わせていたが、7月5日のオーストリアでいよいよ今年最初のグランプリが開催されることが決まった。レッドブル・ホンダは、昨年までコンストラクターズ、ドライバーズ両タイトルを6年連続で獲得してきた王者メルセデスに挑むことを今シーズンの目標としている。

 ホーナー代表はレッドブルにとってホームレースであるオーストリアで、RB16に多数のアップデートを導入、ホンダのパワーユニットもアップグレードされたものであると述べた。ホンダは6月23日に行った開幕前記者会見において、3月のオーストラリアGPで使用予定だったものよりパフォーマンスを向上させた『スペック1.1』を持ち込むことを明かしている。

 ホーナー代表は「マシンのすべての面において多くの作業を行っている。6月初めにファクトリーが再開して以来、そのアップデートをマシンに取り入れることを目指したが、まさに時間との戦いだった」と語った。

 先週チームがイギリス・シルバーストンで行ったフィルミングデー走行で、RB16へのアップデートの一部が明らかになっていた。

レッドブルRB16 フロア比較(右が6月25日シルバーストンでのバージョン)
レッドブルRB16 フロア比較(右が6月25日シルバーストンでのバージョン)

「オーストリアに臨む時点で自分たちがどのあたりに位置するのかは分からない。(予定どおり開催されていれば)もちろんマシンの開発は進められていた」

「序盤のヨーロッパ戦ザントフォールトとバルセロナ、そしてモントリオールでアップデートを入れていたはずだ」

「当然のことながら、シャットダウンの前に計画が進められていたアップデート、それに加えてシャットダウン後に学んだことは、(オーストリアの)マシンに取り入れられている」

「アップデートとして、マシンのいたるところに細かい修正が行われている。他のトップチームも同じことをしてきたはずだ」

 メルセデスとシーズン最後までタイトルを争っていくには高い信頼性が必要だとホーナーは語った。

「信頼性が高いことが極めて重要だ。立て続けにレースが行われ、関係者全員にとってハードな期間になる」

「昨年11月からレースをしていなかったのに、いきなり7月から多数のレースに対応していく。まるで一気に0mphから100mphまで加速するようなものだ。ドライバーたちは7カ月間、レースをしてこなかった」

「最初の数周はエキサイティングなものになるだろう。チャンスを最大限に生かしていくことが重要だ」

「異例の年だが、過去6年勝利を収め、F1を支配してきたメルセデスにチャレンジするには好機といえるかもしれない」

 熾烈なシーズンになるものの、レッドブルは2013年以来の強さを発揮できるとホーナーは考えている。レッドブルは2010年から2013年にセバスチャン・ベッテルとともにダブルタイトル4連覇を成し遂げた。

「素晴らしいシーズンになると思う。ドライバーは多少レースの勘を失っているだろうが、プロなのですぐに感覚を取り戻すだろう」

「激しいシーズンになる。これまで慣れ親しんできたものとは少し異なり、それによって今までにはないプレッシャーとダイナミクスがもたらされる」

「シーズンが楽しみだ。我々はよい状態であり、2013年以来最強の年を過ごせるのではないかと期待している」

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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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