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F1 ニュース

投稿日: 2020.07.02 18:44
更新日: 2020.07.02 19:04

レッドブル代表「シリーズ制覇に挑戦する今年、ホンダの存在は非常に重要」F1オーストリアGPプレビュー

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F1 | レッドブル代表「シリーズ制覇に挑戦する今年、ホンダの存在は非常に重要」F1オーストリアGPプレビュー

 レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーが、2020年F1開幕戦オーストリアGPに向け、パワーユニット(PU/エンジン)パートナーのホンダとの関係は2年目に入りさらに緊密になっており、共にタイトル獲得という野心を持ってシーズンを戦っていくと語った。

「レッドブル・リンクは、パンデミックの影響でレースが減少していく中で、早期からF1再開に向けて取り組んできた。ディートリヒ・マテシッツ氏(レッドブル創業者)とレッドブル社に感謝している」とホーナー代表はコメントした。オーストリアGPの舞台、レッドブル・リンクのオーナーはレッドブル社であり、レッドブル・レーシングおよびスクーデリア・アルファタウリにとって、このグランプリはホームレースとなる。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第1回バルセロナテスト1日目 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

「私たちはプロモーターと密接に協力して、このレースを実現させるための努力をしてきた。F1を運営しているリバティメディアが、F1再開のために適切かつ安全な環境を提供し、またオーストリアで2週連続のレース開催するために、多大な努力をしてきたおかげで、私たちはホームでのレースウイークを迎えることができた」

「F1や開催国では、スタッフや全メンバーの感染対策に大きな力を注いでおり、チームは基本的に外部との接触を断った『ソーシャル・バブル』の中で仕事をすることになる。それぞれのチームは別々のホテルに宿泊するし、ホスピタリティチームもレースには参加しない。ピットウォールでのセッション中はフェイスマスクを着用する。通常のレース前のグリッドや表彰台でのセレモニーなどは行われないので、これまでとは異なるレースになるだろうが、安全な環境を作るためだ。さらに、レースの過程でもコロナウイルスの検査が実施される。感染対策は徹底していて、安全で管理された環境が整っている」

■休止期間もメンバーの関係を緊密にするためさまざまな取り組みを実施

「いよいよレースが再開されるが、メルボルンでの出来事は今となってはとても昔のことのように感じる。本来であればシーズンが中盤に差しかかる時期に、ようやく再開すると考えると、ちょっと不思議な感じがするね」

「F1チームが2カ月半も休止状態になる異常事態で、その期間中にもチームの感覚を維持する必要は当然のこととしてあった。そのため、最新の情報をチームに伝えることはもちろん、オンラインでのフィットネス・クラス、金曜日の夜のクイズ大会、 スタッフが私に質問できるタウンホール・ミーティングなど、ドライバーとチームメンバーとの関わりを維持する活動などを行った。この活動は、先行きが不透明な時期には非常に重要なものだった」

「またロックダウン中は、チームを超えた調整作業が多く行われており、個々のチームだけでなく、F1全体の利益になるような解決策を見つけようとする仲間意識があった。新しいレギュレーションの導入を遅らせることや、コスト制限の上限を下げることなどを決定した。危機的状況に陥ったときはチーム同士の連携が非常に重要だ」

「レース再開後は、活動が制限されるので微調整が必要になるだろう。2022年に向けた新しいレギュレーションにあるコスト規制については、全く新しいものであり、今後さらに詳細が決定されると思う」

■「ホンダとの一体感はさらに増してきている」とホーナー代表


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