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F1 ニュース

投稿日: 2020.07.02 20:03
更新日: 2020.07.03 18:17

ホンダ山本MD「F1復帰後、初めて最適な準備でシーズンをスタートできる」/開幕直前インタビュー

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F1 | ホンダ山本MD「F1復帰後、初めて最適な準備でシーズンをスタートできる」/開幕直前インタビュー

 いよいよ、7月3日からF1がオーストリアで再開される。チームとともにイギリスからオーストリアへ入国するため、日本を6月12日に発ち、イギリスでの2週間の自主隔離後、2020年の再開幕の地となったレッドブルリンク入りしたホンダの山本雅史(マネージングディレクター)に話を伺った。

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──山本MD(マネージングディレクター)は、いつサーキットへ入られましたか。
山本雅史MD(以下、山本MD):6月30日に(サーキットへ)入りました。原則、移動はチーム単位で行われているため、オーストリア到着後、そのままサーキットへ行って、みんなと一緒にランチをとりました。今回、レースに参加するスタッフの食事は基本的にホテルかサーキットとなっているためです。

 再開後はモーターホームの使用が禁止されているので、パドッククラブがすべてチームごとにコンストラクターズ選手権順で部屋が割り当てられています。

 ただ食事のスタイルは通常のパドッククラブとは違って、セルフサービスのケータリング的なもので、しかもケータリングのスタッフとの間には(駅や映画館で)切符を買うときに見かける穴の開いた透明なアクリル板の仕切りがあって、そこで注文するとトレイごと食事が出てきました(笑)。

──パドックの様子はいかがでしたか。
山本MD:パドックは、まだ荷造りを開梱しているという状況でした。モーターホームはありませんが、エンジニアが2階で仕事し、1階がタイヤの保管場所になっているガレージ裏にある建物は、そのまま建っています。その後ろにあるはずのモーターホームの代わりには、コンテナが「コ」の字に設置されていました。おそらく、両脇がドライバーの部屋で、真ん中がチーム代表の部屋だと思います。

2020年F1第1戦オーストリアGP
2020年F1第1戦オーストリアGP パドックで搬入作業を行うアルファタウリ・ホンダのスタッフ
2020年F1第1戦オーストリアGP
2020年F1第1戦オーストリアGP 『コ』の字型に設置されたアルファタウリ・ホンダのコンテナ

 それ以外では、レッドブルの木でできたMotoGPバージョンのひと回り小さいモーターホームは建っていました。ホンダはVIPを呼んでいませんが、チームによっては一部呼んでいると聞いていますので、彼らのための共用スペースになるんじゃないかなと思います。

──そのほか、パドックでの注意事項のようなものはありますか。
山本MD:レッドブルはチーム内が全部で12のグルーピングに分けられていて、マックス(フェルスタッペン)と(アレクサンダー)アルボンの担当スタッフはもちろん、ふたりのドライバーと一緒に仕事するホンダのスタッフも個別に分けられ、私と田辺(豊治/ホンダF1テクニカルディレクター)はグループ5に入っています。

──ホンダのスタッフも分かれて仕事しているという感じですね。
山本MD:これまでフェイス・トゥ・フェイスで行っていたホンダ内のミーティングは、テレワークでやっています。


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