20台のマシンが一堂に会し、ようやく始まった2020年シーズンのF1。スピンこそ見られたものの大きなアクシデントもなく1日目は終わった。サーキット内外での出来事に加え、この日を待ちわびたドライバーたちの喜びのコメントをSNSから紹介しよう。
●サーキット外では和気あいあい
シーズン開幕を記念してフェラーリは新たなファンサービスを行なっていくようだ。その1回目は『砂時計チャレンジ』と題し、お題をジェスチャーで表現し、その内容を答えるもの。制限時間内でより多くの問題を解いていくクイズだ。
シャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルを含むチームスタッフは終始和やかな雰囲気でゲームを楽しんだ。コース上でも絶妙な距離感を保ってほしいと願うばかり。
●衝撃のフリー走行/角田裕毅
こちらは同時開催されているFIA-F2に今シーズンから参戦しているカーリンの角田裕毅。フリー走行ではいきなりトップタイムを叩き出し周囲を騒然とさせる。
しかし予選本番ではトラフィックに引っかかり不本意な12番手に。フィーチャーレース(決勝レース1)は7月4日の23:45から。日本人ドライバーの中でF1最有力とも言われる若武者の走りに注目しよう。
●人種差別問題に立ち向かうハミルトン
アメリカ・ミネソタで起きたジョージ・フロイドさんの死亡事件に端を発した、人種差別を撤廃する運動。F1界ではメルセデスのルイス・ハミルトンが先頭に立ち行動を起こした。
ハミルトンの声は他のドライバーを動かし、メルセデスチームを動かし、F1をも動かしつつある。そんなハミルトン、サーキット入りした際のTシャツには『END RACISM』(人種差別を終わらせよう)の文字が。そして「やってやろうぜ」と強い意志を見せている。
●タイムは上々。今シーズンの台風の目となるか?/レーシングポイント
”ピンクメルセデス”の異名をとる今シーズンのレーシングポイント。フリープラクティス2回目ではセルジオ・ペレスが3番手、ランス・ストロールが7番手と上々の記録。
しかし走行中にリヤから白煙をあげるシーンが見られるなど、不安な要素も拭いきれていない。とはいえこの滑り出しにチームもご満悦のようだ。