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F1 ニュース

投稿日: 2020.07.11 19:13
更新日: 2020.07.11 19:15

F1技術解説 オーストリアGP:マクラーレンのディフューザーにライバルも関心「かなりいい線だね」

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F1 | F1技術解説 オーストリアGP:マクラーレンのディフューザーにライバルも関心「かなりいい線だね」

 マクラーレンは第1戦オーストリアGPで、ランド・ノリスがキャリア初の3位表彰台を獲得。カルロス・サインツJr.も5位を獲得。レーシングポイントと並んで、フェラーリをしのぐパフォーマンスを披露した。マクラーレンはこのレースに、顕著な変更を施したディフューザーを投入した。

2020年F1第1戦オーストリアGP:マクラーレンMCL35のディフューザー 新型(上)/旧型(真ん中) 
2020年F1第1戦オーストリアGP:マクラーレンMCL35のディフューザー 新型(上)/旧型(真ん中) 

 具体的にはディフューザーを構成するエレメントのうち、気流を車体外側に逃がす両端の形状変更である。ウィンターテストに登場したMCL35のディフューザーは、両端が複雑な曲線を描いていた。それが今回は、両端がより直角に近い形状になっている。

 ディフューザーの主な役割は気流をリヤウイングへと跳ね上げることにあるが、「実は外側へと逃がすことも、非常に重要だ」と、ルノーのテクニカルアドバイザーのボブ・ベルは言う。

「ところが効率良く外側に気流を逃そうとすると、高速回転しているリヤタイヤの乱流の影響をもろに受けてしまう。そこでいかにその乱流の影響を少なくするかに、知恵を絞ることになる。今はまだすべてのチームが、最適解を探して試行錯誤を続けている段階だ。とはいえ開幕戦での結果を見る限り、マクラーレンの今回の試みはかなりいい線いっている印象だね」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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