レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2020.07.12 11:23
更新日: 2020.07.12 13:10

田辺TD予選後インタビュー:ホンダ勢3台のQ3進出に満足「フェルスタッペンはセクター3が一番速かった」【F1第2戦】

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | 田辺TD予選後インタビュー:ホンダ勢3台のQ3進出に満足「フェルスタッペンはセクター3が一番速かった」【F1第2戦】

 F1第2戦シュタイアーマルクGPの2日目は朝から大雨となり、フリー走行3回目は中止となった。午後も雨は止まず、一時は日曜日への延期も覚悟された。

 しかし最終的に約45分遅れで行われ、完全ウェットコンディションの中、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がフロントローを獲得。アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)も、トップ10に入る速さを披露した。

──────────

──まずは予選を振り返ってください。

田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):早い段階から土曜日は大雨が降るという予報だったのですが、その通りの天候となりました。特にFP3はかなり強く降って、とても走れる状態ではなく、最終的にセッションキャンセルとなりました。

 ということでぶっつけ本番のウエット路面での予選になったのですが、開始前には雨が止んだりしていたんですね。このままドライになってくれるかなと思ったりもしたのですが、結局予選中に強く降ったりして、とはいえ赤旗中断になるほどではなく、ウエット路面のコンディションがある程度維持されたままQ3まで推移したという状況でした。

──結果には満足していますか。

田辺TD:はい。そんな状況で、ホンダ勢4台中3台がQ3に進出できましたからね。しかもフェルスタッペンは2番手を獲れた。決勝日はドライが予想されるなか、いいポジションからスタートができることになりました。気温自体は1週間前より下がるようで、コンディションは多少違いそうです。

 とはいえチームも我々も先週のデータをしっかり見直していますので、4台が完走して予選よりポジションを上げられるレースができればと思っています。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

──ぶっつけ本番ということで、ホンダ側の準備としてどんなところがむずかしかったのでしょうか?

田辺TD:ウェット路面ということで、ドライバビリティが重要になります。去年も制御系の問題でハンドブレーキを引いたような症状が出たりしましたが、あとは立ち上がりでのホイールスピンとか、トルクの出方とか。それからウェット路面ではスロットルの踏み方も変わりますし、周回を続けながらのアタックになりますから、エネルギーマネージメントも調整する必要がある。その辺り、今日の結果からいうと、まずまずうまくできたと思っています。

──Q1からQ3にかけてのラップタイムを見ると、Q3が一番雨が強かったということですね。

田辺TD:そうですね。先ほど言ったように、Q1は比較的雨が弱かった。その時点での予報も、小降りが続くというものでした。なのでこのまま行くと、最後はドライ路面かなと思ったりもしました。

 ところがその後雨足が強くなって、そんな雨が断続的に降り続ける感じになりました。Q3はその降り方が、さらに強くなりましたね。

2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP予選 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP予選 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)


関連のニュース

本日のレースクイーン

AUTOBACS/大阪オートメッセ2024
一之瀬優香(いちのせゆうか)

F1 Photo Ranking

フォトランキング