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F1 ニュース

投稿日: 2020.07.13 00:04
更新日: 2020.07.15 20:07

強すぎるメルセデスが盤石のワンツー。激しい中団勢のバトルと躍進するプライベーター【決勝レポート/F1第2戦】

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F1 | 強すぎるメルセデスが盤石のワンツー。激しい中団勢のバトルと躍進するプライベーター【決勝レポート/F1第2戦】

 7月12日現地時間午後3時10分、第2戦シュタイアーマルクGPの決勝が行われた。

 前日とは打って変わってレッドブルリンクは好天に恵まれたが、気温は20度、路面温度は42度と先週ほどは暑くなっていない。

 予選6番手のランド・ノリス(マクラーレン)はFP1での黄旗無視により3グリッド降格で9番グリッド、予選11番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)はダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)への妨害行為により3グリッド降格で14番グリッド、そして予選19番手のアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)はQ1クラッシュ後のギヤボックス交換で5グリッド降格が科されているが変わらず19番グリッドからのスタートとなった。

 また、ノータイムで予選最下位に終わったロマン・グロージャン(ハース)車はチームクルーがパルクフェルメ規定の予選終了後3時間半後の午後8時16分までに整備作業を完了することができず午後11時20分まで作業を継続し、なおかつ車検員の監視下でもなかったため、聴聞が行われた上でピットレーンスタートが義務づけられた。

 予選がウエットコンディションで行われたため全車が自由にスタートタイヤを選ぶことができ、涼しいコンディションでデグラデーションの低下も予想されることから上位勢はほぼ全車がソフトを選び、8番手ダニエル・リカルド(ルノー)、10位セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、13番手クビアト、16番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、18位ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、19番手ジョビツナッツィがミディアムを履いてスタートに臨んだ。

2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP
2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP 決勝レース

 スタートでポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)は好加速を見せて首位を守り、後方ではカルロス・サインツJr.(マクラーレン)がターン1でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のアウト側に並んでいくが、開幕戦のノリスと同じようにワイドになり、ターン3でインについたフェルスタッペンが2番手を守る。

 その後ろにバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続き、後方ではアレクサンダー・アルボン(アレクサンダー・アルボン)がエステバン・オコン(ルノー)をかわして番手に上がる。その後方はリカルド、ガスリー、ノリス、ランス・ストロール(レーシングポイント)のトップ10で、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)が11番手に浮上している。

 ターン3ではアグレッシブにインを突いたルクレールが止まりきれずベッテルのマシンに乗り上げるようなかたちになり、ベッテルはリヤウイングを失ってリタイア。ルクレールはフロントウイングにダメージを負ってピットインし最後尾に下がる。

 これでセーフティカー導入となり、レースは4周目に再開。上位勢はポジションに変動無く、ハミルトンがファステストラップを記録して後続を引き離しに掛かり、ラッセルはターン6で飛び出してしまい18番手まで後退してしまう。6周目にはボッタスがサインツJr.を抜いて3番手に浮上。8周目にはアルボンもサインツJr.を抜いて4番手に上がった。順列が落ち着いてくると上位勢はタイヤマネージメントへと切り替えていく。

 中団グループはサインツJr.を先頭に6番手オコン、7番手リカルド、8番手ガスリー、9番手にノリスを抜いたストロール、10番手ノリス、11番手ペレスとトレイン状態で続くが、リカルドはオコンに抑え込まれるようなかたちになり本来のペースを発揮しきれないと訴える。ルクレールは左フロアに大きなダメージを負っており、ピットに戻ってリタイアというフェラーリにとっては最悪の結果となってしまった。

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)


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