メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、シーズンが終わるまで完全に信頼性が高いマシンで戦うことができれば「本当にありがたい救いになる」として、それがタイトル獲得のチャンスにつながると考えている。
ハミルトンは、今季何度もパワーユニットのトラブルに見舞われてきた。一番最近ではマレーシアGPで首位走行中にストップ。中国GPではQ1をノータイムで終えて最後尾スタートを強いられ、ロシアでも同様のトラブルで予選を10位で終えている。ヨーロッパGPでは予選でミスを犯して10位に終わった後、決勝ではエンジンモードの問題で上位に浮上することができなかった。
これらの問題に伴うパワーユニットの交換により、夏休み明けのベルギーGPではグリッド降格ペナルティを受け21位スタートを強いられた。しかしこの間、チームメイトであり現在チャンピオンシップをリードしているニコ・ロズベルグのマシンにはほとんどトラブルが発生していない。
ハミルトンに起きていることを大数の法則に照らせば、ロズベルグも残り3戦で何らかのトラブルに見舞われるかもしれないが、ハミルトンは「これまでのところ彼のマシンは100パーセントの信頼性を示している」と語った。
「でも、シーズン中に100%の信頼性があるマシンを得られるときもある」
「ニコの場合どうだろう? 時が経たないとわからないよ。僕には何とも言えない」
「とにかく自分のマシンのことだけを考えなければならない。最後の3戦は100%の信頼性を発揮してほしい。そうなれば本当にありがたい救いになるだろう」
「もしそうなったらそのチャンスを生かすよう頑張るよ」
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