F1史上初、同一サーキットでの2週連続開催が実施され、レッドブルリンクで行われたF1シュタイアーマルクGP。サバイバルレースとなった開幕戦から同じ舞台でのリマッチとなり、今季の勢力図が見えてきた一方で、改めてメルセデスF1の速さを思い知る結果となった。レース終盤のランド・ノリスの驚異的なポジションアップは見応え十分。ドライバーたちのマスク姿も見慣れつつあるなか、表彰式は進化。各ドライバーや関係者のSNSでレースウイークを振り返っていこう。
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美しい景色に囲まれたレッドブルリンク上空をフライト。無観客のスタンドは寂しいがF1の興奮は戻ってきた。
This is just plane cool ?
We think The Flying Bulls ??? have exceeded track limits for this one! #AustrianGP #F1 pic.twitter.com/pUd1pS2Hp0
— Scuderia AlphaTauri (@AlphaTauriF1) July 12, 2020
開幕戦オーストリアGPも第2戦シュタイアーマルクGPも、306.452kmのレース総距離のうち、300kmを過ぎたあたりから驚異的なポジションアップを果たしたマクラーレンF1のランド・ノリス。鎮痛剤が必要なほどの腰痛に苦しめられた週末だったが、2週連続のオーバーテイク祭りを演出。
Lap 69 – P8
Lap 71 – P5Watch @LandoNorris go ?#AustrianGP ?? #F1 pic.twitter.com/FouQWiU90U
— Formula 1 (@F1) July 13, 2020
What a lap! ??@LandoNorris keeping us on the edge of our seats! #AustrianGP
— McLaren (@McLarenF1) July 12, 2020
レース終盤、ミラーを見ると“アイツ”がやってくる。驚速で迫り来るオレンジ色のマシンは、他のドライバーからは、こんな姿に見えているのか(笑)
What other drivers see in their rear-view mirror during the final moments of a grand prix.
?? @LandoNorris pic.twitter.com/wSe7DJkBX3
— McLaren (@McLarenF1) July 13, 2020
わずか2レースで昨年獲得した全49ポイントの半分以上を稼いでしまったノリス。レコノサンスラップを終え、スタート直前のダミーグリッドでマシンを降り、自分のマシンを担当するエンジニア、メカニックとひとり残らず拳のタッチを交わす姿を見ていたら、「この坊やのために頑張ろう」と奮起するマクラーレンのスタッフの気持ちがよく分かる。
F1デビューの2007年から14シーズン連続で優勝という記録を樹立したルイス・ハミルトン。開幕戦こそ4位だったものの、第2戦の優勝ですでに今季のタイトルに王手をかけてしまった雰囲気すら漂っている。ちなみにミハエル・シューマッハーはデビューシーズンの翌年1992年から最初の引退の2006年まで15シーズン連続で優勝を果たしている。
14 seasons in F1
14 seasons with at least one race win
An amazing winning streak from an amazing driver #AustrianGP ?? #F1 @LewisHamilton pic.twitter.com/WqimjmYznZ
— Formula 1 (@F1) July 12, 2020