7月18日現地時間午後3時、第3戦ハンガリーGPの予選が行われた。
気温は18度、路面温度は27度と低めのコンディション。降水確率は90%だが雨は降っておらず曇り空の下でのセッション開始となった。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は前戦のQ3同様に2分前という早いタイミングでピット出口に並んで先頭でコースイン。前がクリアな状態で早めにタイムを出そうという狙いが見て取れる。
Q1は各車ともソフトタイヤでアタックを行い、FP3でもトップタイムを記録したバルテリ・ボッタス(メルセデス)が1分15秒484でトップに立ち、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が0.097秒差の2番手、ランス・ストロール(レーシングポイント)が0.273秒差の3番手、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)が0.386秒差の4番手に付け、5番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、6番手に0.652秒差でフェルスタッペンとなった。
1回目のアタックを終えた段階で最終コーナー方面から小雨がパラつき始め、タイム更新は難しい状況となった。コース上にはトラフィックも多く、コースインが遅れたルノー勢はタイム記録に苦労しながらもダニエル・リカルドが6番手タイムを記録し、フェルスタッペンは7番手に後退した。アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は低速コーナーでのスタビリティを欠いたマシンに手こずり、大接戦の中で首位から1.062秒差ながら15番手と低迷する。
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は0.926秒差の12番手に付けるが、1回目のアタックランを終えたところでパワーユニットのトラブルを訴えてピットガレージに戻ったが、大きな問題ではなかったようだ。
残り5分を切ったところで各車が2回目のアタックへと向かう。
まずジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)が16番手から3番手へと大きくタイムアップ。セルジオ・ペレス(レーシングポイント)は1分14秒681を記録してトップへと浮上、ストロールも2番手につけた。
フェルスタッペンは最後のアタックで8番手、アルボンは11番手でQ1突破。ラッセルは9番手、ニコラス・ラティフィが1番手でウイリアムズ勢は2台揃ってのQ2進出。16番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、17番手ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、18番手ロマン・グロージャン(ハース)、19位アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、20位キミ・ライコネン(アルファロメオ)と、ハース勢とアルファロメオ勢が揃ってQ1敗退となった。