ロン・デニスがチームを去るという話が出たかと思えば、パット・シモンズもそろそろ引退というウワサがちらほら聞こえて来る昨今のF1界。80年代を知る者が少しずつ姿を消していく中、現役バリバリで頑張っているのが、ウイリアムズのスポーティングマネージャーを務めるスティーブ・ニールセンだ(写真左)。そのニールセンにとって、アメリカGPは旧知の友と出会ることができる特別なグランプリである。
その友人とは、ケニー・シュマンスキー。78年からロータスのタイヤマンとしてF1の世界に入ったシュマンスキーとニールセンが出会ったのは、ニールセンがトラッキーとしてロータスに加入した、87年。2人が共にロータスで仕事していたのは、88年までの3年間だった。
その後、シュマンスキーは母国のアメリカへ帰国。インディカーのニューマン・ハースに移籍したものの、2000年にアメリカGPが復活すると、フェラーリからフライアウェイときだけの臨時スタッフとして駆り出され、05年までパートタイムでF1の仕事を続けていた。
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