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F1 ニュース

投稿日: 2020.07.31 17:37
更新日: 2020.07.31 17:42

F1イギリスGP木曜会見:急遽ひとりで会見に臨んだストロール「僕たちが2番目に速いチームだったことは確かだった」

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F1 | F1イギリスGP木曜会見:急遽ひとりで会見に臨んだストロール「僕たちが2番目に速いチームだったことは確かだった」

 イギリスGPの木曜会見も開幕3戦と同様、全ドライバーがチームごとに2名ずつ出席して行われるというスタイルの中で進められたが、1チームだけひとりしか出席しなかったチームがある。レーシングポイントだ。既報の通り、セルジオ・ペレスがCovid-19の検査を受け、陽性の疑いが出ていたからだ。

 この段階ではまだペレスの陽性は確定しておらず、再検査を受けることになっていたが、ペレスとペレスを担当するチームメンバーも自己隔離に入り、シルバーストンを訪れず、保健機関のガイドラインに従い、再検査を行うことになっていたからだ。

 ウイリアムズ、ハース、アルファロメオに続いて行われたレーシングポイントの記者会見では、冒頭に司会者からこんなアナウンスがあった。

「残念ながら、チェコ(ペレスの愛称)・ペレスがCovid-19の検査を受け、陽性の疑いが出たたけ、現在は自己隔離を行っており、再検査の結果を待っているため、この会見はランス(・ストロール)だけのセッションとなります」

 ペレスの自己隔離がいかに急だったかは、レーシングポイントへの最初の質問がふたりのドライバーに向けられていたことでもわかる。木曜日の会見も含め、サーキットで行われる記者会見はすべてWEB会議システムを利用したリモートで行われている。

 これは自宅や母国の仕事場からの取材を余儀なくされている大多数のメディアだけでなく、現地で取材活動している限られたメンバーも同様だ。現地で取材しているメンバーは、記者会見場とオンラインで結ばれているが、サーキットに来ていないメディアからの質問は事前にビデオレターやEメールをFIAに送り、FIAが選ぶことになっている。その締切がグランプリ開幕2日前のお昼。つまり、今回のイギリスGPの場合は現地時間の7月29日(水)のお昼だった。

 したがって、現場に参加できなかったメディアは、その段階で木曜日の会見にペレスが不参加となることは知る由もなく、最初の質問がふたりのドライバーに向けられたビデオレターをFIAもそのまま流すしかなかった。

 その質問は「今年のレーシングポイントは予選ではものすごく速いが、レースではそれほどもないように思えるが、それは予選で使用できるエンジンモードが、レースではあまり使用できないからなのか?」というものだった。

 これに対して、ストロールは「それは関係ない」と否定して、こう続けた。

「開幕2戦は僕らはレースでも速かった。ハンガリーGPはレースが雨がらみとなったために、僕たちはその速さを十分に発揮できなかった。僕たちはレース中に雨が降るという予測の下でレース戦略を立てていたしね」

 司会者が「シルバーストンでもレッドブル・ホンダと勝負できる自信はありますか?」と尋ねると、ストロールはこう即答した。

「ハンガリーGPでも僕たちは予選とレースを通してレッドブルより速かった。さっきも言ったように、ハンガリーGPは日曜日のコンディションが変わったために、ああいう結果になったけど、僕たちが2番目に速いチームだったことは確かだ」

ランス・ストロール(レーシングポイント)
2020年F1第4戦イギリスGP ランス・ストロール(レーシングポイント)

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