2020年F1第4戦イギリスGPのフリー走行3回目が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3番手、アレクサンダー・アルボンは13番手だった。
気温19度、路面温度31度という前日よりも涼しいコンディションでセッションがスタート。アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトはギヤボックスを交換しており、予選での5グリッド降格が決まっている。
セッションが始まっても、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)のガレージではメカニックが作業を行っている。フロアが外された状態で、走り出すには時間がかかりそうな様子だ。
「タイヤから大きなバイブレーションを感じる」と訴えたルイス・ハミルトンだが、ソフトタイヤを履いて1分26秒825を記録。チームメイトのバルテリ・ボッタスは約0.3秒遅れの2番手、フェラーリのシャルル・ルクレールもソフトで約0.7秒遅れの1分27秒608で3番手につけた。
ハミルトンはさらに1分26秒568までタイムを縮めるが、セッションの折り返しを迎える頃にはボッタスが1分26秒526とトップタイムを塗り替え、ボッタス、ハミルトン、そしてソフトタイヤで1分27秒335をマークしたフェルスタッペンというトップ3となった。
その後ハミルトンが1分26秒332をマークすると、フェルスタッペンも1分26秒288と迫る。昨日はトラブルで大幅に走行時間を失ったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、トップのハミルトンから約0.9秒遅れの1分27秒251だ。
残り時間15分を切ったところで、ようやくアルボンもコースイン。一方ボッタスが1分25秒873とこの週末初めて1分25秒台に突入し、そのままボッタスがトップでセッションを終えた。
1分26秒011をマークしたハミルトンが2番手、1分26秒173までタイムを縮めたフェルスタッペンが3番手というトップ3。代役参戦のニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)が1分26秒872で9番手、アルボンは1分27秒178と13番手だった。
■2020年F1第4戦イギリスGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | V.ボッタス | メルセデス | 1’25.873 | 19 |
2 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’26.011 | 22 |
3 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1’26.173 | 15 |
4 | 18 | L.ストロール | レーシングポイント | 1’26.576 | 14 |
5 | 55 | C.サインツJr. | マクラーレン | 1’26.664 | 22 |
6 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1’26.771 | 19 |
7 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1’26.798 | 23 |
8 | 3 | D.リカルド | ルノー | 1’26.841 | 15 |
9 | 27 | N.ヒュルケンベルグ | レーシングポイント | 1’26.872 | 15 |
10 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1’27.046 | 20 |
11 | 26 | D.クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 1’27.076 | 18 |
12 | 31 | E.オコン | ルノー | 1’27.158 | 16 |
13 | 23 | A.アルボン | レッドブル・ホンダ | 1’27.178 | 10 |
14 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1’27.251 | 21 |
15 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1’27.537 | 18 |
16 | 63 | G.ラッセル | ウイリアムズ | 1’27.738 | 17 |
17 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1’27.825 | 16 |
18 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’27.860 | 15 |
19 | 7 | K.ライコネン | アルファロメオ | 1’27.976 | 20 |
20 | 6 | N.ラティフィ | ウイリアムズ | 1’28.112 | 16 |