セルジオ・ペレスの欠場や代役ニコ・ヒュルケンベルグのF1復帰の話題が吹っ飛んでしまうほど、レース終盤に信じられないドラマが待っていたイギリスGP。それでも優勝は譲らないメルセデスF1とルイス・ハミルトンの牙城をどうやったら崩すことができるのか? 興奮冷めやらぬシルバーストンの様子をドライバーや関係者のSNSで振り返っていこう。
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薄氷を踏む思いでゴールに飛び込んだハミルトン。これだけのアクシデントに見舞われながら、3輪走行でも優勝を譲らないメルセデスF1の強さは、ライバルたちにとって悪夢でしかない。
レース終盤、「水分補給を忘れるなよ」と無線で余裕を見せるマックス・フェルスタッペン。
2週間前とは同じ2位でもまるで違う2位。どんな状況下でも最強メルセデスF1の一角を切り崩し、結果を持ち帰ってくる“チーフ水分補給係”のフェルスタッペンは頼もしい存在だ。
打倒ハミルトンにチームの結束はますます強固なものになっていく。
新型コロナウイルスの検査で陽性となったペレスの代役として緊急招集されたヒュルケンベルグ。残念ならがマシントラブルにより決勝出走は叶わなかったが、チャンスがすぐ翌週にやってくる可能性が濃厚だ。名前をもじった「#hulkenback」のタグにセンスを感じた。
crazy couple days! would have loved to be out there racing today but an issue with the power unit has prevented us from the #hulkenback.. perhaps next weekend ? #f1 #BritishGP pic.twitter.com/ZdgfRpWacM
— Nico Hülkenberg (@HulkHulkenberg) August 2, 2020
「ダメだ、ダメだ」と言われながらも、4戦終了時点で今季2度目の表彰台を獲得したフェラーリF1のシャルル・ルクレール。ライバルのトラブルで訪れたチャンスを確実にモノにできるのもドライバーの才能。