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F1 ニュース

投稿日: 2020.08.10 08:30
更新日: 2020.08.10 08:43

フェルスタッペン圧勝「おばあちゃんみたいな走りはお断り。攻めに行って勝利をつかんだ」レッドブル・ホンダ【F1第5戦】

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F1 | フェルスタッペン圧勝「おばあちゃんみたいな走りはお断り。攻めに行って勝利をつかんだ」レッドブル・ホンダ【F1第5戦】

 2020年F1 70周年記念GP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはシーズン初優勝を飾った。

 フェルスタッペンは、グリッド上位10台のなかで唯一ハードタイヤでスタート、4番グリッドからすぐに3番手にポジションを上げ、メルセデス2台に続く位置を走る。ミディアムタイヤスタートのメルセデス勢が先にピットイン、フェルスタッペンは52周のレースの15周目にトップに立ち、リードを拡大した。

 26周目にミディアムタイヤに交換、バルテリ・ボッタス(メルセデス)のすぐ後ろでコースに戻ると、ルフィードコーナーでオーバーテイク。32周目にボッタスと同じタイミングでピットインし、ハードタイヤに履き替え、2スティント目を引き延ばしているルイス・ハミルトン(メルセデス)の後ろを走った。しかしハミルトンのピットインで42周目にリードを取り戻し、最終的に2位ハミルトンに11.326秒のギャップを築いて優勝を飾った。フェルスタッペンにとっては9回目、レッドブル・ホンダにとっては4回目の勝利となる。

2020年F1第5戦70周年記念GP マックス・フェルスタッペンによりレッドブル・ホンダが今季初優勝
2020年F1第5戦70周年記念GP マックス・フェルスタッペンによりレッドブル・ホンダが今季初優勝

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=1位

 今日は素晴らしい日だ。チーム全体がすべてをうまくやることができたので、この結果に満足している。予選の時点で、ハードタイヤで決勝をスタートすることを決めたが、それが正しい戦略だということがはっきりした。

 ファーストスティントの長さと、その間のペースが、戦うためのカギになったと思う。ミディアムタイヤは長持ちしなかったから、ハードタイヤでスタートするというのは正しい判断だったんだ。でも、僕らのマシンは、特に決勝ではソフト寄りのタイヤでとてもうまく機能する。タイヤにとても優しいんだ。

 メルセデスをオーバーテイクし、引き離していくことができたことに本当に満足している。今シーズンのうちにこういうことが何度も起きればいいなと思う。メルセデスは今まで圧倒的な強さを誇ってきたが、引き続き彼らに挑戦し続けていく。僕らのチームスピリットは素晴らしい。決して諦めず、リスクを冒すところが大好きだ。皆がこの勝利にふさわしい働きをしたのだから、今日はこの喜びを味わって、それから来週のバルセロナ戦に気持ちを集中させていこう。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第5戦70周年記念GP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

(レース後の会見で語り)勝てるとは予想していなかった。でもファーストスティントを終えた後、僕らはタイヤをうまく使えているということが分かった。もちろん、メルセデス勢がハードタイヤに履き替えた時にどうなるのかは分からなかったんだけどね。

 今日のペースはとてもよかった。タイヤにはほとんど悩まされなかった。ひたすらプッシュしたよ。ここで勝てるなんて、信じられない結果だ。最高の一日になった。すべてがうまくいった。戦略は正しかったし、すべてスムーズに進んだ。もちろん、勝つことができて最高にうれしい。

(タイヤを労わるようにチームから言われた時に、「これがメルセデスに近づく唯一のチャンスだ。おばあちゃんみたいにのんびり運転するつもりはない」と言ったことについて)今まで僕らには、彼らをプッシュするチャンスがなかった。でも今日はそれができると思った。だからプレッシャーをかけた。それによって彼らはピットに入らなければならなくなったので、その後は自分のペースで走り、アドバンテージを築いた。

 彼らのタイヤは完全に終わっていた。僕はただ後ろをおとなしく走るようなことはしたくなかった。今年のレースでは毎戦そうしてきたんだ。だから、プレッシャーをかけるチャンスがある時には、行動したかった。マシンが好調な時に後ろをおとなしく走っていたくはない。攻めることでタイヤをだめにして、自滅することもあるけれど、今日はそうはならなかった。

(タイヤに苦しまないとは)予想していなかった。まずはいいスタートを切って、3番手に上がれたのがよかったね。序盤の数周は、前についていくのがもっと難しいかと思ったんだけど、メルセデスの2台はタイヤに苦しんでいることが分かった。ソフト寄りのタイヤだから当然のことだ。それでギャップを縮め、彼らがピットインした後、僕は自分のペースで走った。全く苦労しなかったし、ファーストスティントを長く走ることができた。それがカギになったと思う。ピットストップはそれほどよくなくて、バルテリの後ろになってしまったが、その時は僕の方がソフト寄りのタイヤを履いていてグリップがあったから、オーバーテイクすることができた。

 今日のタイヤではマシンの感触がよくて、タイヤには全然苦労しなかった。それが勝利のカギだと思う。


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