F1第5戦70周年記念GP決勝レースを観戦したファンの投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』と、最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』、最速のピットストップ作業を行ったチームに与えられる『DHLファステスト・ピットストップ・アワード』の受賞者が決定した。
今回ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたのは、優勝を飾ったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだ。予選4番手となったフェルスタッペンは、トップ10のなかで唯一ハードタイヤを選択して決勝レースに臨んだ。
スタート後に3番手へと浮上したフェルスタッペンはレース序盤、タイヤをマネージメントしながらルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのメルセデス勢についていく。メルセデス2台がピットインした後もハイペースを維持したフェルスタッペンは27周目にミディアムタイヤへと交換を行う。
一度はトップの座を譲るが、すぐさまボッタスをオーバーテイク。その後はピットインを行わずに走行を続けるハミルトンがトップに立つが、タイヤが限界に近づいたハミルトンはピットインを決断する。これで首位となったフェルスタッペンはそのままレースをフィニッシュし、自身とレッドブル・ホンダに今シーズン初優勝をもたらした。
DHLファステストラップ・アワードを受賞したのはメルセデスのハミルトンとなった。ハミルトンはレース終盤ピットに入らずトップを走行していたが、タイヤが限界に達しピットイン、ハードタイヤに交換を余儀なくされた。
4番手でコースに復帰したハミルトンは、43周目に前を走行するシャルル・ルクレール(フェラーリ)を追い上げる際に1分28秒451というファステストラップを記録している。
DHLファステスト・ピットストップ・アワードはアレクサンダー・アルボンのレッドブル・ホンダが2.03秒というタイムで制した。2位にはアントニオ・ジョビナッツィのアルファロメオ、3位にはボッタスのメルセデスが続いている。