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F1 ニュース

投稿日: 2020.08.14 12:45
更新日: 2020.08.14 12:41

ホンダ甘口コラム F1第4戦&第5戦:予選では大きな差もドライバビリティの高いパワーユニットで勝利に貢献

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F1 | ホンダ甘口コラム F1第4戦&第5戦:予選では大きな差もドライバビリティの高いパワーユニットで勝利に貢献

 ホンダがパワーユニットを供給しているレッドブルの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レッドブル・ホンダの走りを批評します。今回はF1第4戦イギリスGP、F1第5戦70周年記念GPの週末を甘口の視点でジャッジ。

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 F1第5戦70周年記念GPでレッドブル・ホンダが今シーズン初優勝した。2020年に賭ける期待が大きかったからか、「ようやく」という感じがしないでもないが、昨年の初優勝が開幕から8戦目だったことを考えれば、5戦目で優勝を果たしたレッドブル・ホンダはここまで決して悪いシーズンを送っているわけではない。

 さらに課題となっている予選でのパフォーマンスも、昨年と比較すると、言われているほど悲観すべき結果でもない(※データ1)。

※データ1
■2019年
・開幕戦(オーストラリアGP)

ハミルトン(PP)1分20秒486
フェルスタッペン(4番手)1分21秒320(0.834秒差)

・第5戦(スペインGP)
ハミルトン(PP)1分15秒406
フェルスタッペン(4番手)1分16秒357(0.951秒差)

■2020年
・開幕戦(オーストリアGP)

ボッタス(PP)1分02秒939
フェルスタッペン(3番手)1分03秒477(0.538秒差)

・第5戦(70周年記念GP)
ボッタス(PP)1分25秒154
フェルスタッペン(3番手)1分26秒176(1.022秒差)

 このように昨年は開幕戦ですでにコンマ8秒以上の差をつけられ、5戦目の段階でもレッドブル・ホンダはメルセデスと約1秒の差があった。今年も5戦目の段階で約1秒の差があったが、それでも優勝できたということは、レッドブル・ホンダの予選でのパフォーマンスが上がらないというよりも、もしかするとメルセデスのほうがレースよりも予選でのパフォーマンスを重視してきているのかもしれない。

 現在のレギュレーションは予選でQ1に出た瞬間から、レーススタートまでは基本的にセッティングを変更できない。つまり、予選でのパフォーマンスを向上させようとすると、レースでのパフォーマンスになんらかの妥協を強いることになりかねないことは、70周年記念GPのレース結果が如実に証明している。

 そして、その準備において、ホンダも少なからず貢献していた。

 まずホンダはレッドブルに70周年記念GPで2基目のパワーユニットを投入した。それは1基目に問題があったからではなく、「シーズンを通してのパワーユニット使用戦略を考慮したうえでの決定」(田辺豊治F1テクニカルディレクター)だった。今年はレギュレーションでパワーユニットはシーズン中にアップデートできない。しかし、パワーユニットには個体差があり、交換すれば、キャリブレーション(調整)が必要となるが、70周年記念GPではこれもスムーズだった。

■キャリブレーションもスムーズに終わり、車体のセットアップにも好影響


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